期待の大砲スリマニのプレミアデビュー弾でレスターが昇格組を一蹴! 岡崎はまたも欠場…

2016年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

スリマニがデビュー戦弾を含む2ゴールを決める。

ペナルティーエリア内で嗅覚の鋭さを見せたスリマニ。アルジェリア代表FWのヘディングでの2発は、岡崎を含む他のFWとのポジション争いをより激化させそうだ。 (C) Getty Images

 現地時間9月17日、プレミアリーグ第5節でレスターは、昇格組のバーンリーと対戦した。
 
 この日のレスターのスタメンは、GKに今夏にハノーファーから加入したツィーラーが入った以外は、3日前のチャンピオンズ・リーグから変更はなし。岡崎はベンチスタートとなり、代わりにプレミアデビュー戦となるスリマニが入った。
 
 試合は立ち上がりからレスターが主導権を握る。最前線に入った長身FWのスリマニを起点に丁寧な繋ぎから敵陣に攻め入っていく。
 
 20分を過ぎてからレスターはマハレズ、オルブライトンの両サイドの個人技から隙を窺うも、ゴール前に人数を割いて、統率の取れたバーンリーの守壁は厚く、攻めあぐねる時間帯が続いた。
 
 37分には攻め上がったフクスの絶妙なアーリークロスに、ボックス内に入り込んでいたマハレズが頭で合わせたが、わずかに枠を外れてしまう。
 
 41分にもスリマニがバイタルエリアからミドルシュートを放つも、相手GKの正面を突くなど決め手を欠いていたレスター。だがしかし、スコアレスで折り返すかと思われた前半ロスタイムに試合を動かす。
 
 敵陣ペナルティーエリアの左サイドでFKを獲得したレスターは、このチャンスにフクスが絶妙なボールをボックス内に蹴り込む。これにスリマニが頭で合わせてネットを揺らしたのだ。
 
 アルジェリア代表FWのプレミアリーグ初ゴールで先手を取り、折り返すことに成功したレスターは、後半開始早々に追加点を奪う。
 
 48分、右サイドからペナルティーエリア内に切り込んだマハレズの鋭いクロスボールをニアサイドに走り込んでいたヴァーディーがヒールですらし、スリマニが再び頭で詰めてみせたのだ。
 
 期待の大砲の2ゴールで点差を広げたレスターは、追い上げようとラインを上げるバーンリーに対して、守勢になることなく応戦した。
 
 時間の経過とともに、シュートチャンスを作り出せない焦りから徐々にミスが目立ち始めるアウェーチームを尻目に、危なげないゲーム運びを見せたレスターは77分に試合を決める。
 
 敵陣右サイドを突破したマハレズのグラウンダーの折り返しを弾こうとした相手CBミーのクリアボールが直接ネットを吸い込まれたのだ。
 
 このオウンゴールで相手の戦意も奪ったレスターは、79分にドリンクウォーター、85分にマハレズと主力を温存させる余裕も見せた。それでも、最後まで緩むことなく逃げ切ったレスターは3-0で勝利を飾った。
 
 結局、岡崎に出番は回ってことなかったが、新戦力のスリマニに移籍後初ゴールを含む2発が飛び出すなど、昇格組に地力の差を見せつけたレスター。次節は、いよいよマンチェスター・Uとの大一番だ。公式戦2試合連続欠場となった岡崎の起用法も含めて注目しよう。
 
 
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