岡崎のレスターのCLがいよいよ幕開け! 古豪フォレストを引き合いに「予想を覆したい」と番狂わせを誓う

2016年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

高まる士気! CL初陣はクラブ・ブルージュと。

クラブ史上初のリーグ制覇という偉業を成し遂げた昨シーズン。その勢いはCLの舞台でも発揮できるのだろうか? (C) Getty Images

 いよいよ、9月13日(現地時間)にチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループ・ステージが開幕する。
 
 この欧州のサッカークラブの頂点を決める至高の戦いにクラブ創設後初めて、臨むのは、岡崎慎司が所属するレスターだ。
 
 昨シーズン、破竹の勢いで勝ち続け、プレミアリーグ制覇を成し遂げたレスターは、9月14日にアウェーに乗り込みクラブ・ブルージュと対戦する。
 
 クラブ創設以来初となる大舞台に臨むレスター。その士気はファンはもちろん、クラブ関係者も高まってきているようだ。
 
 チームの中心で、無尽蔵のスタミナを武器としているボランチのダニー・ドリンクウォーターは英紙『Telegraph』の取材に対し、「CLに出るのはクラブ史上初だ。僕らにとってそれが最初で最後にならないようにしないとね」とコメントした。
 
 さらにドリンクウォーターは、1部昇格からわずか3年で欧州連覇(79年、80年)を成し遂げたノッティンガム・フォレストを引き合いに出し、以下のコメントを残した。
 
「フォレストのようにできないことはないさ。僕らが勝てないと決めつけるのは愚かなことだね。昨シーズンだって誰もリーグ優勝をするなんて思っていなかっただろう? でも、僕らはそれをやってのけた。僕らはみんなの予想を覆すために戦うよ」
 
 イングランドの古豪からインスピレーションを得ていることを明かしたドリンクウォーターと同様に意気込んでいるのは、守護神のキャスパー・シュマイケルだ。
 
 デンマーク代表GKは地元紙『Leicester Mercury』の取材に対し、「僕らは長い道のりを歩んできた。少し立ち返って、チャンピオンシップ(英2部)から進んできたことを思い返しても良いかもしれない」とコメントした。
 
 さらにシュマイケルは「チャンピオンシップでのプレーは楽しめたけど、現状より良いところだったとは思えない。僕は過去に何度かチャンピオンズ・リーグアンセムを聴いたことがあるけど、もう一度聴けるのは最高だね」と語り、欧州最高峰の舞台で戦えることを喜んだ。
 
 9月10日のリバプール戦では1-4で今シーズン2敗目を喫したレスター。その試合後にクラウディオ・ラニエリ監督は「意識を明確にしなければならない。力強く、決意を持ち、アグレッシブに反応できる力を持たなければならないと理解するべきだ」と反省していた。
 
 その反省がどのように活かされ、初となるCLのピッチでいかに表現されるのか――。自身初のCL参戦となる岡崎の起用法にも注目が集まる一戦は、9月14日にキックオフする。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事