レスター、リバプールに大量失点で完敗! 岡崎はハイプレスで得点呼び込むも前半でベンチに…。

2016年09月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

レスター、CL初挑戦に向けて暗雲立ち込める大敗…。

ハイプレッシャーから相手のミスを誘発し、得点を呼び込んだ岡崎。しかし、シュートシーンはなく課題も残る一戦となった。 (C) Getty Images

 現地時間9月10日、プレミアリーグ4節でレスターは1-4でリバプールに大敗した。
 
 代表ウィーク明けの今節のレスターの布陣に前節からの変更はなし。岡崎は今夏の移籍市場の最終日にスポルティングから獲得したイスラム・スリマニ加入の影響でベンチスタートの噂もあったが先発起用となった。なお、スリマニはベンチ入りしなかった。
 
 アンフィールドのメインスタンド拡張工事が遅れた影響で今シーズン初のホームゲームとなった影響からリバプールファンの熱に包まれる中で始まった試合は、両チームが激しくボールを奪い合う展開で幕を開ける。
 
 時間の経過とともにボールを保持し始めたリバプールは、素早い攻めから均衡を破って見せる。
 
 13分、敵陣左サイドに侵入したミルナーからバイタルエリア中央に走り込んでいたフィルミーノに絶妙なパスが通る。これを受けたブラジル代表FWはフートを軽くかわし、冷静にゴール左下隅に流し込んで先制点を決めた。
 
 得意のカウンターから得点機を窺うレスターに対し、コンパクトな守備でスペースを埋め、完璧な対応を見せたリバプールはさらに31分に追加点を奪う。
 
 ハーフウェーラインからヘンダーソンが相手の最終ラインの背後にロングパスを送ると、反応したスターリッジがマーカーを引き付けてペナルティーエリアに侵入し、ヒールパスでフリーのマネへ。これをセネガル代表アタッカーがチップシュートでネットを揺らした。
 
 完全に後手に回ったレスターだったが、38分に思わぬ形から勢いを取り戻す。
 
 自陣深くでボールを持った相手CBのルーカスに岡崎が猛然とプレスをかけると、焦ったブラジル人DFのキックミスを誘発。これをゴール前でヴァーディーがカットし、難なく決めて1点を返し、息を吹き返したところで前半は終了した。
 
 1点差に縮めたとはいえ、前半の枠内シュートが1本だったレスターは後半開始とともに岡崎に代え、ムサを投入する。
 
 しかし、後半も試合のリズムを掴んだのはリバプール。前半と同様に素早いプレッシャーから相手の攻撃の芽を摘んで、ボールを支配。そして56分に3点目を奪う。
 
 ペナルティーエリア内でボールをキープしたヴァイナルダムの落としをララーナが直接狙うとこれが豪快にネットを揺らしたのだ。
 
 試合はリバプールの65パーセントを超えるポゼッション率が示す通り、ホームチームがアウェーチームにチャンスすら与えずに危なげなく進行する。
 
 試合開始直後からハイプレッシャーを掛け続けていた両チームは80分過ぎから徐々にトーンダウン。89分にはリバプールが前掛かりになったレスターの背後を突き、フィルミーノがこの日2点目をゲットし、雌雄は決した。
 
 結局、試合は4-1で終了。敗れたレスターはシーズン2敗目を喫し、11位(暫定)に転落。9月15日のチャンピオンズ・リーグ開幕戦に向けて暗雲が立ち込める結果となった。
 
 
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