【試合速報】タイ 0-2 日本|再三の好機を潰すも… 原口、浅野のゴールで待望の勝点3をゲット!

2016年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

再三の決定機を逃すもようやく75分に浅野が追加点。

日本は原口のヘディングシュートで先制した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 ロシアワールドカップ・アジア最終予選のタイ対日本は9月6日、タイ・バンコクのラジャマンガラスタジアムで行われ、日本が2-0で勝ち、最終予選初勝利を挙げた。

【W杯最終予選PHOTO】タイ 0-2 日本|原口、浅野のゴールで初白星!

 日本のスタメンは、GK西川周作、DFが右サイドから酒井宏樹、吉田麻也、森重真人、酒井高徳、中盤はボランチが右に長谷部誠、左に山口蛍。トップ下に香川真司が入った。FWは1トップに浅野拓磨を抜擢。ウイングは右に本田圭佑、右に原口元気を起用している。

 日本は立ち上がりからタイを自陣に押し込んで攻勢に出る。サイドを起点にタイを左右に揺さぶる攻めを見せる。8分には原口がゴール前至近距離でシュートを放ったが、DFにブロックされた。

 15分、本田のアーリークロスに酒井高が走り込み、ゴール前でチャンスを広げるがシュートには至らず。さらに16分、右CKから吉田が放ったヘディングシュートは相手のブロックに阻まれたところを森重が押し込んだが、決めきれず。攻め込みながらゴールを奪いきれない嫌な展開が続く。

 しかし、日本は17分、酒井宏のクロスに原口がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らす。日本が先制に成功した。

 さらに日本は23分、左サイドを突破した浅野が中央へ折り返すと、走り込んだ本田が合わせようとうするが、上手くヒットせずビッグチャンスを逃してしまう。

 41分、右サイドでのパス交換から本田が抜け出し、左足のシュート。これはGKに阻まれ得点ならず。雨の影響でピッチが緩いせいか、パス回しやシュートの精度もやや落ちている。

 しかし、前半アディショナルタイムに、日本は絶好のチャンスを迎える。右サイドの酒井宏からのクロスに、本田がヘディングシュート。しかしこれは相手GKの好守に阻まれ、リバウンドの香川のシュートもDFの必死のブロックに阻まれた。

 日本は、前半を1-0とリードして折り返した。

 後半、日本は選手交代をせずにスタート。立ち上がりは、タイが積極的に打って出る姿勢を見せるが、日本も守備陣が堅実な対応を見せ、ゴールを許さない。54分には、ゴール前の混戦から香川、浅野がシュートを狙うがゴール前の人垣に阻まれ得点には至らない。

 さらに55分、浅野が抜け出し、原口が狙う惜しい場面を作ったが、ここはオフサイドを取られた。依然、日本が1-0でリードして推移する。

 日本は、61分に本田が右サイドから切れ込み、左足で狙うがまたもやGKがファインセーブ。さらに62分、後方からのスルーパスに抜け出した香川が左足でシュートを放つものの、再び相手GKの好守に阻まれた。

 攻撃のリズムは掴むもののゴールを奪いきれない日本は、65分、原口がドリブルで相手DFをかわし右足を振り抜く。しかし、これはわずかにクロスバーを越えた。

 70分、チャンスを逃し続けた日本にピンチが訪れる。カウンターから相手エースのティーラシンが抜け出し、GK西川と1対1になりかける。しかし、背後から追った吉田が身体を寄せ、ティーラシンの体勢を崩すと、辛うじて放たれたシュートも西川が身体に当てて、事なきを得た。

 74分、日本は左からのクロスを香川が頭で折り返すが、中央の原口が押し込みきれず。しかし、その直後、日本はようやくチャンスをモノにする。75分、スルーパスに抜け出した浅野が右足でGKの脇を射抜くシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。日本が2-0とリードする。
 
 日本は82分、浅野に代えて武藤嘉紀、86分には本田に代えて小林悠を投入する。さらに後半アディショナルタイムには原口に代えて宇佐美貴史を投入。

 日本は終盤、反撃に出るタイの勢いを堅守で封じる。89分にはタイが退場者を出し、完全に勢いが弱まり、無失点でタイムアップを迎えた。日本が2-0で勝利し、今最終予選で初勝利を挙げた。
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