「特別な才能を持った選手だ」
リヨンに移籍したエンドリッキ。デビュー戦でいきなりゴールを挙げ、観衆を沸かせた。(C)Getty Images
最初の試合で、19歳のブラジル人アタッカーは確かなインパクトを残し、自分らしさも存分に発揮した。この冬にレアル・マドリーからリヨンにレンタル移籍したエンドリッキだ。
1月11日、フランスカップのラウンド・オブ16、リール戦で4-3-3の右ウイングとして先発。前半5分、ロングパスを右サイドで受けると、カットインして左足を一閃。強烈なミドルシュートはGKに弾かれ、ボールは左ポストを叩いた。
その後も、右サイドから中央へ動いてパスを受け、積極的にゴールを狙う。そして42分、右からの低いクロスにタイミング良く飛び込み、左足で合わせて移籍後初ゴール。後半もしっかりボールを収めて危険なプレーを繰り出し、72分に交代した。
エンドリッキのゴールが決勝点(2-1)となり、リヨンは準々決勝へと駒を進めている。
試合後、エンドリッキは「チームの勝利に貢献できて嬉しい。ここからさらに良くなっていけると思う」とコメント。リヨンのパウロ・フォンセカ監督も「チームの雰囲気と戦術に、すぐに馴染んでくれた。特別な才能を持った選手だ。大いに期待している」と賛辞を惜しまなかった。
1月11日、フランスカップのラウンド・オブ16、リール戦で4-3-3の右ウイングとして先発。前半5分、ロングパスを右サイドで受けると、カットインして左足を一閃。強烈なミドルシュートはGKに弾かれ、ボールは左ポストを叩いた。
その後も、右サイドから中央へ動いてパスを受け、積極的にゴールを狙う。そして42分、右からの低いクロスにタイミング良く飛び込み、左足で合わせて移籍後初ゴール。後半もしっかりボールを収めて危険なプレーを繰り出し、72分に交代した。
エンドリッキのゴールが決勝点(2-1)となり、リヨンは準々決勝へと駒を進めている。
試合後、エンドリッキは「チームの勝利に貢献できて嬉しい。ここからさらに良くなっていけると思う」とコメント。リヨンのパウロ・フォンセカ監督も「チームの雰囲気と戦術に、すぐに馴染んでくれた。特別な才能を持った選手だ。大いに期待している」と賛辞を惜しまなかった。
この活躍は母国ブラジルでも大きく報じられ、複数のメディアが「一時は遠のいたかに見えたワールドカップ出場への道が再び開けつつある」と論評。本人も周囲に「ワールドカップ出場を目指す」と明言する。
サンパウロの名門パルメイラスのアカデミー育ち。低い重心からの鋭いドリブルと左足の強烈なシュートが武器で、ゴールへの嗅覚にも優れる。トリッキーなプレーもこなし、泥臭さと華麗さを兼ね備える。
22年、21歳以下の全国大会にパルメイラスの一員として15歳で出場して活躍。16歳でトップチームに昇格し、17歳でセレソンにデビューを果たす。さらに3キャップ目のイングランド戦で代表初ゴールを挙げ、続くスペイン戦でもネットを揺らして注目を集めた。そしてその4か月後の7月、晴れてR・マドリーに迎えられた。
「白い巨人」では基本的にCFで起用されたものの、度重なる怪我もあって出場機会は限定的に。昨シーズン後半以降は代表からも遠ざかっていた。
こうした状況を踏まえ、出場機会を求めて1月、リヨンへの6月末までの期限付き移籍を決断した。
昨年5月末にセレソンの監督に就任した名将カルロ・アンチェロッティにとって、彼はR・マドリー時代の教え子だ。「素晴らしい潜在能力の持ち主だが、もっとプレー時間を増やさなければ成長できない」とコメント。エンドリッキ本人は、「カルロとも話し合って、リヨン行きを決めた」と語る。
セレソンの攻撃陣は、当面、右ウイングがエステバン(チェルシー)かラフィーニャ(バルセロナ)、左ウイングがヴィニシウスかロドリゴ(ともにR・マドリー)、トップ下がラフィーニャかルーカス・パケタ(ウェストハム)だが、CFには絶対的な存在がいない。
ロマーリオを彷彿とさせるこの小柄なストライカーが本格覚醒して加われば、セレソンにとって大きな推進力となるはずだ。
今後のリヨンでのプレー次第では、3月の強化試合(26日のフランス戦、31日のクロアチア戦)に招集されるのではないか。そこで結果を残せば、W杯出場が現実味を帯びてくる。
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
【動画】エンドリッキのデビュー戦ゴール
【記事】「日本の大ヒットだ」1位エムバペ、2位ハーランド…日本人エースがなんと5位!世界の"ストライカー格付け"に韓国メディアが仰天!「ラウタロより上位」
サンパウロの名門パルメイラスのアカデミー育ち。低い重心からの鋭いドリブルと左足の強烈なシュートが武器で、ゴールへの嗅覚にも優れる。トリッキーなプレーもこなし、泥臭さと華麗さを兼ね備える。
22年、21歳以下の全国大会にパルメイラスの一員として15歳で出場して活躍。16歳でトップチームに昇格し、17歳でセレソンにデビューを果たす。さらに3キャップ目のイングランド戦で代表初ゴールを挙げ、続くスペイン戦でもネットを揺らして注目を集めた。そしてその4か月後の7月、晴れてR・マドリーに迎えられた。
「白い巨人」では基本的にCFで起用されたものの、度重なる怪我もあって出場機会は限定的に。昨シーズン後半以降は代表からも遠ざかっていた。
こうした状況を踏まえ、出場機会を求めて1月、リヨンへの6月末までの期限付き移籍を決断した。
昨年5月末にセレソンの監督に就任した名将カルロ・アンチェロッティにとって、彼はR・マドリー時代の教え子だ。「素晴らしい潜在能力の持ち主だが、もっとプレー時間を増やさなければ成長できない」とコメント。エンドリッキ本人は、「カルロとも話し合って、リヨン行きを決めた」と語る。
セレソンの攻撃陣は、当面、右ウイングがエステバン(チェルシー)かラフィーニャ(バルセロナ)、左ウイングがヴィニシウスかロドリゴ(ともにR・マドリー)、トップ下がラフィーニャかルーカス・パケタ(ウェストハム)だが、CFには絶対的な存在がいない。
ロマーリオを彷彿とさせるこの小柄なストライカーが本格覚醒して加われば、セレソンにとって大きな推進力となるはずだ。
今後のリヨンでのプレー次第では、3月の強化試合(26日のフランス戦、31日のクロアチア戦)に招集されるのではないか。そこで結果を残せば、W杯出場が現実味を帯びてくる。
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
【動画】エンドリッキのデビュー戦ゴール
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