見応えのある攻防だった。
 
　８月29日、ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選に臨む日本代表がトレーニングを実施。この日、チームに合流した本田圭佑と岡崎慎司は、ランニングなど軽めのメニューをこなした後、長谷部誠と香川真司のフットバレー組に飛び入り参加した。
 
　本田＆岡崎と、長谷部＆香川に分かれての対戦。先制した長谷部＆香川ペアは、一時は５-３とリードを広げるが、本田＆岡崎ペアが４連続ポイントで逆転に成功する。
 
　その後は激しい点の取り合いとなり、本田のミスで長谷部＆香川ペアがマッチポイントを迎えたが、岡崎が得意のヘッドを決めて10-10に。
 
　抱き合って喜びを爆発させる本田と岡崎。試合はここでゲームセット。
 
　香川のカーブをかけたサーブ、本田の丁寧なトスなど、随所に高度なテクニックが披露された、贅沢な一戦だった。
 
取材・文：広島由寛（サッカーダイジェスト編集部）