【現地8月27日の主な移籍】マリオがインテル、G・ロッシがセルタ、パシャリッチがミランへ!

2016年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ここにきて「爆買い」を進めるインテル。

ジョアン・マリオ(スポルティング→インテル)(C)Getty Images

■ジョアン・マリオ
・23歳/MF/ポルトガル代表
・スポルティング→インテル(完全移籍)
・移籍金:4500万ユーロ(約54億円)
 10番を背負ったEURO2016では、ポルトガルの初優勝に貢献した攻守でダイナミックなMFだ。長く交渉を続けてきたインテルが、中国人新オーナーの助けを借りて4500万ユーロを用意。売却益としてはクラブ史上最高額となる巨費に、スポルティングがついに首を縦に振った。なお、インテルはガビゴールことガブリエウ・バルボーサ(サントス)の獲得も正式発表待ちの段階で、メルカート終盤にチャイナマネーで"爆買い"を進める。ただ、ファイナンシャル・フェアプレー違反による処分は避けられないという報道も……。
 

■ジュゼッペ・ロッシ
・29歳/FW/イタリア代表
・レバンテ→フィオレンティーナ→セルタ(1年レンタル)
 破格のゴールセンスを備えるも、膝の故障を繰り返してきたガラスのストライカー。昨シーズン後半はレンタル先のレバンテで結果を残し、新シーズンはフィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督の構想にも入っていたが、ニコラ・カリニッチの控えという立場に不満を抱いて退団を模索する。インテル、キエーボ、ボローニャ、NYレッドブルズなどの名前も取沙汰されたが、結局はセルタに貸し出された。コンディションさえ万全ならエースとして計算できる。
 

■マリオ・パシャリッチ
・21歳/MF/クロアチア代表
・モナコ→チェルシー→ミラン(1年レンタル)
 本人が憧れるフランク・ランパードに通じるセントラルMFの逸材。2014年夏にチェルシーと契約後、エルチェとモナコにレンタルに出されていたが、今シーズンはミランに貸し出された。なお、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は「我々の補強はこれで終わりだ。誰かが退団しない限り、これ以上の獲得はない」と宣言している。
 

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