【三浦泰年の情熱地泰】出力の高い一年だった2025年も、最後は豪華メンバーで蹴り納め!2026年へ新たなスタート

2025年12月31日 三浦泰年

僕を大きく成長させてくれる貴重な1年だった

プーマフットサルスタジアム世田谷での蹴り納めでのツーショット。

 今年も終わる。

 例年、年末になるとサッカー教室に招かれる機会が増え、世田谷にあるヤスフットサルスタジアムで蹴り納め。年始は兄弟が育った城内FCでの恒例の初蹴りからスタートされる。そうして、毎年毎年サッカーの年になるのだが、2025年もあっという間に過ぎ、新しい2026年がやってくる。
 

 今年の一番の目標であったアトレチコ鈴鹿クラブのJリーグ昇格が全く逆の結果となり、地域リーグ降格。という悔しい結果になった。

 最後は入替戦までもつれ込み、勝負強さを発揮できればと残留への可能性に懸けたものの、シーズンとはリーグ30試合の積み重ねであり、1試合で全てが帳消しになる訳ではない。シーズンの結果が地域リーグへ降格となった。

 逆に地域リーグでもJリーグでも、プレーオフでのラスト1試合で昇格のチャンスを逃したクラブはやってきたことが最後に報われはしなかったが、決して1試合で自分たちを否定してはいけない。チームがまとまり、クラブ力が付いてきたということ。そして昇格を逃したチームや、降格したチームも、来季はまたチャンスだと受け止めるべきだと考えられる。

 プロを目指したクラブは常に、クラブの成長と発展を求め、地域との強い絆を構築し続けなければならない。

 僕の2025年を振り返れば、一瞬一瞬に凄い力を出しきった、本当に出力の高い一年だった。それは今までにない感情であり、様々な喜怒哀楽を糧に必死に前に進もうとした。やっている事がやってきた事が、信じられたり信じられなかったりもした。僕を大きく成長させてくれる貴重な1年だったと思う。

 オフに入りいくつかのサッカーイベントをさせてもらった。全てが我々サッカー界の宝である子供のためのものであった。

 育成年代の夢への架け橋。

 僕の古巣であるアビスパ福岡と地元の名門・福岡大学とのコラボレーションで、福岡大学のグラウンドを使い、現役選手と僕と学生でサッカー教室。育成スタッフの下、楽しく汗をかき、教室後のeスポーツイベントにはトップチームの金監督が参加。

 eスポーツのプロ選手も参加しながら子供たちとの良い時間と福岡大学総監督乾先生とも再会でき、刺激のある良い話を聞かせてもらった。

 生まれ育った同じ東海エリアの岐阜でも、原一樹、柏木陽介とJリーグを引っ張ったこの活動のプロと言っても良い2人と、さらに岐阜に関わる出身現役選手やFC岐阜の育成コーチに携わる元選手たちとともにサッカークリニックを開催。この中から将来、日本代表、Jリーグの選手が育っていって欲しいと想いを込めてやらせてもらった。

 その想いが通じたのか、子供たちの幸せそうな顔ややる気が凄く感じ取れた有意義な時間となった。それを支える人たちとの時間も設けられ、三重、愛知、岐阜の東海三県のサッカー発展に繋がればと思う。

 そして、今年最後に参加したイベントは、地元静岡で行なわれた日本で一番大きなサッカー教室と言っても過言ではない駿河屋サッカー教室だった。

 63人の元Jリーグ選手から現役選手までが揃い、少年少女を直接指導した。

 どこにスタンドにお客さんを入れて観覧してもらうサッカー教室が他にあるだろうか? 聞いたことはない…。レジェンドマッチとして行なわれた試合では、僕が少年の心にタイムスリップした(笑)。少年少女と全く同じ気持ちだろう。

 ボランチの僕の前、横に並ぶ選手は、小野伸二、鈴木啓太、小林大悟、柿谷曜一朗。トップに興梠慎三。後ろは右から加地亮、坪井慶介、福西崇史、三都主アレサンドロ・アレックス。GKは高校の後輩の南雄太。

 ラストは年忘れフットサル大会をヤスフットサルスタジアムで今年のサッカー行事は全て終了。伸二を中心にイナ(稲本潤一)も参加してくれて、原一樹、柏木陽介がレフェリーと得点板係(笑)。FCトッカーノのコーチングスタッフも、会社スタッフも、東京都1部リーグ東京2020FCの人たちも、女子も子供も現役選手も、レジェンドの福西崇史さんも、たくさんの仲間たちが集まって今年を締めた。

 また来年、良い年になりますようにと誓い合い、あとはカウントダウンを待ち、年越し蕎麦を食べ、カズが審査員を務める紅白を見て、おせち料理を食べ、お雑煮を食べる。

 今年も『情熱地泰』を愛読して頂きありがとうございました。

 2026年も引き続きよろしくお願いします。

 そして2026年元旦、新年明けましておめでとうございます。

2025年12月31日→2026年元旦
三浦泰年

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