「昇格以外は目標がない」J2→ドイツ4部→3部→2部…10代から異国で勝負する若き“たたき上げ”。古巣水戸に続け!最高峰まであと一歩【松田隼風インタビュー】

2026年01月13日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

なんとも勇ましい名前――「『隼風っぽいな』と言われますね」

ドイツで着実にステップアップしている松田隼風。写真:滝川敏之

 1つ1つ階段を上り、松田隼風は"最高峰"まであと一歩のところまでやってきた。

 松田はJFAアカデミーから2022年に水戸ホーリーホックに加入。そして1年半後の2023年夏、19歳でドイツの古豪ハノーファーへ活躍の場を移した。早々に海外挑戦を果たしたとはいえ、4部で戦うセカンドチームからのスタート。そこから3部への昇格、4部への降格を経て、今季から2部のトップチームでプレーしている。

 念願のチーム内昇格を勝ち取った若武者は、リーグ前半戦の全17試合に出場。途中出場は2試合のみで、中心選手として存在感を示している。チーム成績は8勝5分4敗で5位。2018-19シーズン以来の1部復帰に手が届く位置につけている。

 束の間のウインターブレイクに入った今、松田へのインタビューを実施。胸中に深く迫った(第1回/全3回)。

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「『隼風っぽいな』と言われますね。ハヤトと呼ばれることもあるので、最初の人は覚えづらいのかもしれないですけど…でも、間違われることはそんなに多くないですね」

 隼風と書いてハヤテ。なんとも勇ましい名前の通り、松田は強気なスタイルで突き進み、キャリアを前進させ続けている。もっとも、順風満帆でここまできたわけではない。

「ハノーファー1年目は、トップチームが2部、セカンドチームが4部なので、僕は4部からスタートしました。そこで試合に出させてもらって、チームとしても昇格プレーオフまで行って、昇格できたのが1年目です。

 2年目もセカンドチームでしたが、昇格したので1つカテゴリーが上がりました。3部はよりプロフェッショナルで、チームやリーグ全体の規模がすごく大きいなかで戦って、苦戦する部分もありました。試合には出させてもらったんですけど、降格してしまいました。上がって下がってみたいな2年でしたね」

 ハノーファー1年目の昇格プレーオフ決勝では、角度がないところから自慢の左足を振り抜き、記憶に残る鮮烈なゴールを奪取。意気軒昂なレフティは再び勝負強さを発揮し、自ら道を切り拓いた。

「勝負強いところは高校の時からあって、高校でのプレミアリーグ参入戦でも勝ちましたし、そういう一発勝負は強かったので、結構自信がありました。それがメンタル的にも良い風に響いて、自信を持ってプレーできたので、角度のないところからでもシュートを打てたって感じですね。それが結果に繋がったので良かったです」

【動画】まさにスーパー!PO決勝で松田隼風が左奥から決めた超絶ゴール

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