「本気でJリーグ入りを目ざしたのは高校3年になってからです」
昌平が誇る強力アタッカーデュオ。来春、長(右)は川崎へ、山口(左)は湘南へ。その前に母校を初の選手権制覇に導けるか。写真:河野正
JリーグとWEリーグ各クラブへの来季加入が内定した昌平高校の男女サッカー部員が12月22日、埼玉県杉戸町の同校で会見した。男子はJ1川崎フロンターレに入るMF長璃喜とJ2湘南ベルマーレ加入のMF山口豪太で、女子はマイナビ仙台レディースに進むFW松井美優の3人。2017年に初めてプロ選手を輩出し、今回の内定者を合わせて高卒では18人のJリーガーを送り出した。女子のプロ選手は初めての誕生となる。
長も山口も昌平の下部組織である中学生年代の街クラブ、FC LAVIDA(ラヴィーダ)出身で、当時から異彩を放つミッドフィルダーとして脚光を浴びていた。
長はU-15からU-18まですべての年代別日本代表に選ばれた。スピード豊かな突破や軽やかな運びなど、状況に応じたドリブルを身に付けている。
プロになることを漠然と思い始めたのは小学生の時、埼玉スタジアムで浦和レッズの試合を観戦してからだという。「本気でJリーグ入りを目ざしたのは高校3年になってからで、6チームの練習に参加していくうちに手応えを感じた。ドリブルにもだいぶ磨きがかかり、プロでやれる自信がつきました」と述べた。
6チームの中から川崎を選んだ理由について「チームの雰囲気が自分にぴったりだったし、ここでやりたいと思ったからですね」と説明し、「川崎で試合に出て(活躍し)日本代表にも呼ばれるようになりたい」と抱負を語った。
長も山口も昌平の下部組織である中学生年代の街クラブ、FC LAVIDA(ラヴィーダ)出身で、当時から異彩を放つミッドフィルダーとして脚光を浴びていた。
長はU-15からU-18まですべての年代別日本代表に選ばれた。スピード豊かな突破や軽やかな運びなど、状況に応じたドリブルを身に付けている。
プロになることを漠然と思い始めたのは小学生の時、埼玉スタジアムで浦和レッズの試合を観戦してからだという。「本気でJリーグ入りを目ざしたのは高校3年になってからで、6チームの練習に参加していくうちに手応えを感じた。ドリブルにもだいぶ磨きがかかり、プロでやれる自信がつきました」と述べた。
6チームの中から川崎を選んだ理由について「チームの雰囲気が自分にぴったりだったし、ここでやりたいと思ったからですね」と説明し、「川崎で試合に出て(活躍し)日本代表にも呼ばれるようになりたい」と抱負を語った。
持ち味は変幻自在のドリブルだけではない。チーム随一の勝負強さを持ち合わせていることが、最大の特長だろう。1年生の第102回全国高校選手権予選準々決勝で延長後半に決勝点を奪い、劣勢のチームを救った。
全国選手権でも1回戦の得点に続き、敗色濃厚だった2回戦では後半追加タイムに同点ゴールを挙げ、PK戦勝利を呼び込んだ。3回戦も残り2分で同点弾を蹴り込んで2試合連続のPK戦勝ちにつなげ、ベスト8進出に貢献。県予選を含め4点とも途中出場で奪ったゴールだ。
昌平は2024年の全国高校総体(インターハイ)を初制覇。埼玉県勢の優勝は1973年の児玉以来、51年ぶりだった。神村学園(鹿児島)との決勝は2度先行されながら、長が2度も同点弾を決めている。
今年の選手権予選の活躍も記憶に新しい。初戦の準々決勝で同点シュート、武南との決勝では後半追加タイムに決勝点を決め、2年ぶりの優勝に尽力した。
今春就任した芦田徹監督は「ドリブルをしながらゴールを狙っていますが、左右両足でシュートを打てるのが大きい。自分の形を持っていることも武器のひとつではないでしょうか」と決定力の高さ、ここ一番での勝負強さについてこんな所感を述べた。
全国選手権でも1回戦の得点に続き、敗色濃厚だった2回戦では後半追加タイムに同点ゴールを挙げ、PK戦勝利を呼び込んだ。3回戦も残り2分で同点弾を蹴り込んで2試合連続のPK戦勝ちにつなげ、ベスト8進出に貢献。県予選を含め4点とも途中出場で奪ったゴールだ。
昌平は2024年の全国高校総体(インターハイ)を初制覇。埼玉県勢の優勝は1973年の児玉以来、51年ぶりだった。神村学園(鹿児島)との決勝は2度先行されながら、長が2度も同点弾を決めている。
今年の選手権予選の活躍も記憶に新しい。初戦の準々決勝で同点シュート、武南との決勝では後半追加タイムに決勝点を決め、2年ぶりの優勝に尽力した。
今春就任した芦田徹監督は「ドリブルをしながらゴールを狙っていますが、左右両足でシュートを打てるのが大きい。自分の形を持っていることも武器のひとつではないでしょうか」と決定力の高さ、ここ一番での勝負強さについてこんな所感を述べた。