小倉監督を事実上解任した名古屋。ここ5年間、8月以降の監督交代で残留に成功した事例は…

2016年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

2010年の初優勝を支えたジュロヴスキーコーチが監督に昇格。

クラブから休養との発表があった小倉GM兼監督。コメントに無念の思いを滲ませた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 名古屋グランパスは8月23日、小倉隆史GM兼監督の休養を決定したと発表。事実上、同監督を解任し、後任にはボスコ・ジュロヴスキーアシスタントコーチが就任することを発表した。
 
 小倉前監督はクラブ公式HPを通じて、「愛するクラブをなんとかしたいという思いで、全力で取り組んできました。(中略)自分の力不足により、このような状況を招いてしまったことは本当に申し訳なく思っています」とコメント。無念の思いを滲ませた。
 
 新監督に就任したジュロヴスキーアシスタントコーチは、かつてストイコビッチ監督のもとでアシスタントコーチとして活躍。2010年に名古屋が初優勝を果たした時の土台を作った男としても知られている。上向く気配を見せないチームの現状を改善するうえでも、適任と判断したクラブが今回の人事に踏み切った。
 
 残り8試合。この監督交代劇が、年間順位で16位(26試合終了時)と降格圏に沈む名古屋にとって吉と出るのか?
 
 過去5年間、今回の名古屋と同じように、残留を争う状況で8月以降に監督交代に踏み切った事例は6例ある。その時の結果は次ページのとおりだ。

次ページ8月以降の監督交代時に降格圏に位置しながら残留したのは1例のみ。

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