「自分が上手く入れている感覚はある」
U-18豪州戦は後半から途中出場した徳田。丁寧なラストパスで新川の得点をアシストした。写真:松尾祐希
[SBS杯]U-18日本 2-0 U-18オーストラリア/12月21日/藤枝総合運動公園サッカー場
2種登録を経て迎えたプロ1年目。鹿島アントラーズのアカデミーで育ったFW徳田誉(鹿島)にとって、一定の手応えを掴んだシーズンだった。
今年3月下旬にU-20日本代表のスペイン遠征で相手DFのタックルを受け、右足関節内果骨折で離脱。復帰までに半年ほどを要し、目ざしていたU-20ワールドカップ出場は叶わなかった。
しかし、怪我が癒えてからの活躍は凄まじい。9月27日のJ1・第32節の名古屋グランパス戦(4-0)では、わずか6分間の出場で2発を叩き込み、強烈なインパクトを残した。以降も決して長い時間ではなかったが、要所で起用され、ルーキーイヤーからJ1優勝を経験した。
186センチの高さとフィジカルの強さを活かしたポストワークと空中戦は迫力満点。J1の舞台でも十分に通用していた。そして、今年最後の戦いの場はU-18日本代表の一員として臨んだ「SBSカップ国際ユースサッカー」となった。
11月に大岩剛監督が率いるU-22日本代表(実質的に28年のロス五輪を目ざす20歳以下のチーム)の活動に参加し、今回はひと世代下のU-18日本代表。早生まれで出場の資格を有する再来年のU-20ワールドカップ出場に向け、18歳のストライカーは気持ちを新たにしている。
12月11日に山口智監督の就任が発表され、今大会が初陣。チームの骨格を定める大事な活動で、徳田自身もチーム最年長としてリーダーの自覚を持って参加していた。山口ジャパンは静岡ユースに3-0、U-18スペインに2-4、U-18オーストラリアに2-0。2勝1敗で準優勝という結果はもちろん、内容にも徳田は自信を深めた。
「新しいチームで、監督のやりたいこともスタートした時点では分からない状態。そのなかでこうやって3試合をこなして、どんどんチームとして良い方向に向かっているのは間違いない。ゲームの完成度が上がり、充実した大会になったと思う」
2種登録を経て迎えたプロ1年目。鹿島アントラーズのアカデミーで育ったFW徳田誉(鹿島)にとって、一定の手応えを掴んだシーズンだった。
今年3月下旬にU-20日本代表のスペイン遠征で相手DFのタックルを受け、右足関節内果骨折で離脱。復帰までに半年ほどを要し、目ざしていたU-20ワールドカップ出場は叶わなかった。
しかし、怪我が癒えてからの活躍は凄まじい。9月27日のJ1・第32節の名古屋グランパス戦(4-0)では、わずか6分間の出場で2発を叩き込み、強烈なインパクトを残した。以降も決して長い時間ではなかったが、要所で起用され、ルーキーイヤーからJ1優勝を経験した。
186センチの高さとフィジカルの強さを活かしたポストワークと空中戦は迫力満点。J1の舞台でも十分に通用していた。そして、今年最後の戦いの場はU-18日本代表の一員として臨んだ「SBSカップ国際ユースサッカー」となった。
11月に大岩剛監督が率いるU-22日本代表(実質的に28年のロス五輪を目ざす20歳以下のチーム)の活動に参加し、今回はひと世代下のU-18日本代表。早生まれで出場の資格を有する再来年のU-20ワールドカップ出場に向け、18歳のストライカーは気持ちを新たにしている。
12月11日に山口智監督の就任が発表され、今大会が初陣。チームの骨格を定める大事な活動で、徳田自身もチーム最年長としてリーダーの自覚を持って参加していた。山口ジャパンは静岡ユースに3-0、U-18スペインに2-4、U-18オーストラリアに2-0。2勝1敗で準優勝という結果はもちろん、内容にも徳田は自信を深めた。
「新しいチームで、監督のやりたいこともスタートした時点では分からない状態。そのなかでこうやって3試合をこなして、どんどんチームとして良い方向に向かっているのは間違いない。ゲームの完成度が上がり、充実した大会になったと思う」
自身は3試合で無得点に終わったが、悲観するようなパフォーマンスではなかったと振り返る。
「チームのやりたいことに自分が上手く入れている感覚はある。もちろん、結果が欲しくて、悔しい想いはあるけど、それ以上にゲームでやりたいことができて、攻撃のところでチームとしてどう崩していくかという部分での関わり方がすごく良かった。自分の中でけっこう手応えを掴めたと思います」
オーストラリア戦は後半開始から投入されると、1-0で迎えた後半8分に、右ウイングバックのMF中積爲(G大阪ユース)が浮き玉で相手DFの裏にボールを通すと、抜群の動き出しで反応。見事に収めてGKと1対1の局面を作り出したが、間合いを考えたうえで、真横に走り込んできたフリーのFW新川志音(鳥栖)にラストパスを送ってゴールをお膳立てした。
2023年秋にU-17ワールドカップに出場し、以降も世代別代表で多くの国際試合でピッチに立ってきた。経験値と能力のどれをとっても、この世代では頭ひとつ抜けている。
その力をいかに発揮するか。「過去の悔しさはあるけど、このチームで今回、新たに始まった。上手く積み上げていって、再来年の大舞台でいかに結果を残すかにフォーカスしたい」と冷静に言葉を紡いだ徳田は、頼れる点取り屋となるため貪欲にサッカーと向き合っていく。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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「チームのやりたいことに自分が上手く入れている感覚はある。もちろん、結果が欲しくて、悔しい想いはあるけど、それ以上にゲームでやりたいことができて、攻撃のところでチームとしてどう崩していくかという部分での関わり方がすごく良かった。自分の中でけっこう手応えを掴めたと思います」
オーストラリア戦は後半開始から投入されると、1-0で迎えた後半8分に、右ウイングバックのMF中積爲(G大阪ユース)が浮き玉で相手DFの裏にボールを通すと、抜群の動き出しで反応。見事に収めてGKと1対1の局面を作り出したが、間合いを考えたうえで、真横に走り込んできたフリーのFW新川志音(鳥栖)にラストパスを送ってゴールをお膳立てした。
2023年秋にU-17ワールドカップに出場し、以降も世代別代表で多くの国際試合でピッチに立ってきた。経験値と能力のどれをとっても、この世代では頭ひとつ抜けている。
その力をいかに発揮するか。「過去の悔しさはあるけど、このチームで今回、新たに始まった。上手く積み上げていって、再来年の大舞台でいかに結果を残すかにフォーカスしたい」と冷静に言葉を紡いだ徳田は、頼れる点取り屋となるため貪欲にサッカーと向き合っていく。
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