東京五輪の主役を狙う逸材たち――来季Jリーグ入り内定プレーヤー&有望株15選

2016年08月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

東京五輪でエースの座を担うのは?

U-19世代では代表の常連となっている京都橘高の岩崎。進路も決まり、今後は今秋のU-19アジア選手権、冬の高校選手権へと挑む。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 8月21日にリオ五輪が閉幕し、4年に一度の熱戦の舞台は2020年、いよいよ東京へとやってくる。自国開催の五輪で主役の座を狙うのは、1997年1月1日以降に生まれた選手たち。ここでは、その一翼を担う98年生まれの来季プロ入り内定者とプロ入りが噂される有望株の高校・ユース選手15人を紹介する。
 
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【2016高校・ユースPHOTO】来季Jリーグ入り内定プレーヤー&有望株15選


岩崎悠人(京都橘高/FW)→京都サンガF.C.
 
Jリーグ、さらにドイツ1部のクラブから興味を示された高校ナンバーワンストライカーだ。抜群のスピードと強烈なシュートを携えて、1年時からモンスター級の活躍を見せており、磐田の小川航基らとともに東京五輪世代のエース候補のひとりに挙がる。
 
 
高橋壱晟(青森山田高/MF)→ジェフユナイテッド千葉
 
昨年度の冬の選手権では、大社高戦で劇的な決勝弾を叩き込んで注目された。エリア内でも慌てず正確なシュートを打てる冷静さとキック精度の高さを持ち、前線への飛び出し、打点の高いヘッドも大きな武器。セットプレーも得意だ。
 
 
古賀太陽(柏U-18/DF)→柏レイソル
 
U-12からU-18まで柏の下部組織で育った生え抜き。U-18でキャプテンを務める今季は、5月からトップチームで2種登録されている。両足のキックで局面を打開できる左SBで、エアバトルにも自信をのぞかせる。
 
 
廣末 陸(青森山田高/GK)→FC東京
 
FC東京のアカデミー出身で年代別日本代表の常連(現在はU-19)。冷静な判断力、高い瞬発力や跳躍力に定評があり、青森山田高では14年と16年のインターハイ、昨年度の選手権でいずれも4強入りに貢献している。
 
 
杉岡大暉(市立船橋高/DF
 
複数のJクラブからオファーがかかるなかで湘南入りが有力とされる「高校ナンバーワン・センターバック」。対人プレー、カバーリングの隙のなさに加え、左足から繰り出される正確なフィードで違いを見せる姿に、大物感が漂う。
 
 
原 輝綺(市立船橋高/MF
 
一手先を読む判断を武器に、ピンチの芽をことごとく摘み取る。市立船橋では、CBコンビを組む杉岡との相性も良く、阿吽の呼吸で鉄壁の守備を築くプレーぶりは秀逸。複数のクラブからオファーを受け、プロ入りも濃厚だ。
 
 
藤川虎太朗(東福岡高/MF
 
得点王に輝いた昨年度のインターハイでブレイク。怪我をおして出場した冬の選手権では、先発した準決勝、決勝で類稀な攻撃センスを示し、優勝にひと役買った。
 
 
鍬先祐弥(東福岡高/MF
 
鋭い読みを利かせたボール奪取と正確なパスさばきで中盤を締める。ポジショニングも巧妙で、そのプレーぶりはスペイン代表のブスケッツを彷彿とさせる。前回選手権では攻守に奮闘し、優勝したチームに不可欠な存在となった。
 

次ページインターハイで脚光を浴びた俊英のほか、すでにJリーグデビューを果たした強者も。

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