決勝弾の20歳日本人ストライカーを指揮官が称賛「素晴らしい才能の持ち主」。同僚の日本代表FWとの関係は?「互いに切磋琢磨している」

2025年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合を重ねるごとに上達している

NECで着実に評価を高めている塩貝。(C)Getty Images

 勝利に導く今季6点目だ。

 小川航基、佐野航大、塩貝健人が所属するNECは現地12月7日、エールディビジ第15節でフォレンダムと敵地で対戦。3-2で競り勝った。

 この試合に小川と佐野は先発し、そして勝負を決めたのは途中出場の塩貝だ。65分に投入され、2-2で迎えた90+6分、佐野のラストパスに抜け出し、エリア内右から確実にフィニッシュした。

「ディック・スロイデル監督は、NECの若きエース、ケント・シオガイを高く評価している」

 そう伝えたオランダメディア『VoetbalPrimeur』は、前線の序列にも言及。「監督は、20歳の日本人ストライカーがより多くの出場機会を望んでいることを理解しているが、現時点では、同じ日本のコウキ・オガワがナイメーヘンの攻撃陣のトップとして優先されている」。

 評価を高めている塩貝について、同メディアによれば指揮官は「とても良い選手で、出場したい気持ちは理解できる」と受け止める一方で、「12月は往々にして厳しい月だ。チーム全体、つまり控え選手も含めた全員の力が必要だ」と考えている。「彼らは必ずしも満足しているわけではないが、最終的には常にチームのことを喜んでくれる」とも。
 
 小川との競争に関して、スロイデル監督は次のように話す。

「オガワは日本のナンバーワンストライカーとは言い難いが、前回の国際試合ではスタメン出場を果たした。トレーニングを見ても、それは分かる。ケントは素晴らしい才能の持ち主で、試合を重ねるごとに上達している。両ストライカーは互いに切磋琢磨している」

 力のあるFWをどう起用するか。スロイデル監督にとっては難しい問題かもしれないが、贅沢な悩みであるのは間違いない。なお、NECはフォレンダム戦の勝利で勝点を27とし、3位をキープしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】塩貝が今季6点目で決勝弾! アシストした佐野もうまい!

【記事】「日本のゴールマシンは止められない」衝撃の4ゴール!15戦18発の日本代表エースにW杯で対戦するオランダのメディアは戦慄!世界最高峰DFの「ファン・ダイクさえも痛めつけるだろう」
 

次ページ【動画】塩貝が今季6点目で決勝弾! アシストした佐野もうまい!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事