現地11月29日に行なわれたセリエA13節でミランはラツィオとホームで対戦。１－０で勝利し首位に浮上した。

　開幕戦でクレモネーゼに敗れて以降、12戦無敗とチームを好調に導いているのがマッシミリアーノ・アッレーグリ監督だ。

　しかし、同クラブOBの元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノは、そんな指揮官に苦言を呈している。

　ポッドキャスト『ビバ・エル・フットボール』でカッサーノはこう語った。
 

「アッレーグリは忘れ去られ、（ジョゼ・）モウリーニョと同じ道を辿る。私が以前、『モウリーニョはもう終わった。いずれ忘れ去られる存在になるだろう』と言ったのを覚えているだろう。同じことがアッレーグリにも起こる」

　その理由として挙げたのが、チームのプレースタイルだ。

「2025年のミランが監督のせいで酷いサッカーをしている姿なんて想像したくない。ミランは歴史であり、美しさであり、美学とクオリティーの象徴だ。なのに今やっているサッカーは何だ？ 全員がGKの前に並んで、深みもない。ボールを奪ってカウンターで点を取るだけだ」

　カッサーノは今のままではミランの誇りは取り戻せないと警鐘を鳴らしている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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