会ってみたい人は大泉洋、勝負曲はサザン。CLに強い想いを持ち、左足を磨き続けるパリ五輪戦士を深掘り!マンジュキッチ、ベイル、中村俊輔…原体験も明らかに

2025年11月28日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

家族でディズニーへ「3時間半待ちは長い、長い(笑)」

国内外での武者修行を経て京都に戻ってきた山田。今季残り2試合で復帰後初ゴールを奪えるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 東京ヴェルディとポルトガル1部ナシオナウへの期限付き移籍、U-23日本代表の一員として臨んだパリ五輪などを経て、山田楓喜は今季から再び京都サンガF.C.でプレーしている。

 左足での正確なキックが武器の24歳。「これからもっと上に行くつもりなので、左足をもっと磨いて、もっと上の自分を見たい」という強い覚悟のもと、細部までこだわって鍛錬を積んでいる。

 今回のインタビューでは視点を変え、まずは山田の素顔に迫った。大志を抱く若武者は、ピッチ外とは一味違う表情を見せてくれた。

――◆――◆――
 
――個人的には、山田"楓喜"という名前が、響きも字面的にもかっこいいなと思います。自分の名前は結構気に入っていますか?

「気に入ってますよ。『なんでこの名前にしたんやろう』とかは別に思ったことはないですね」

――「自分ってAB型っぽいな」と思ったりはしますか?

「いや、自分ではあんま思わないですけど、『何型?』って聞かれた時に『AB型』って言うと、『ああ、やっぱそうやな』って言われることはあります。自分では別によく分かってないです。AB型がどんなタイプなのかも分からないです。この血液型だから何とか全然知らないので(笑)」

――オフの日はどう過ごしていますか?

「今は子どもがいるので、子どもを連れて出掛けたりしています。それこそ先日、奥さん、子どもと3人でディズニーに行って1日中歩き回ってました。3時間半待ちは長い、長い(笑)」

――音楽は聴きますか?勝負曲のようなものはあるのでしょうか。

「普段は色んな曲を聴くんですけど、試合前に聴く曲は決まっています。6曲ぐらいあります。会場に向かうバスで聴いて、聴き終わってそのまま降りていくみたいな感じなんですけど、その最後に聴く曲がサザンオールスターズの『東京VICTORY』です。それを最後に聴いて、バスを降りて、スタジアムに入っています」

――もし誰にでも会えるなら、会ってみたい人はいますか?

「俳優の大泉洋さんです。面白いので、大泉さんがYouTubeとかに出てきたら絶対見ちゃうんですよね。『なんかしてくれる』って期待して、出てきたら絶対押しちゃいますね。もし会えたら、多分向こうがどんどん、どんどん話題を振ってくれるんじゃないですかね。僕から聞くことはないかもしれないです(笑)。自然と話せるなっていう感じです」

――パリ五輪ではスポーツ界のスーパースターや各界の著名人が集結しました。サッカーはそもそも宿舎が離れていて、過密日程で中々余裕はなかったと思うのですが、他競技のアスリートとの交流はあったのでしょうか。

「いや、もう全くないですね。サッカーは別で動いているので、選手村がどこにあるのかも知らなかったです。他の競技の選手とは全く会ってないです。開会式は僕らの1試合目が終わったタイミングであったので、『もう始まってんのにな』と思いながら(テレビで)見ていました」

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