【J1展望】広島×甲府|前節で負傷したP・ウタカの起用法は!? 甲府の堅守を打ち崩せるかがポイントに

2016年08月19日 サッカーダイジェスト編集部

広島――塩谷と水本がチーム練習に復帰も、陣容は変えない見込み。

故障者/広島=佐々木、宮吉、川﨑 甲府=吉野、土屋
出場停止/広島=なし 甲府=なし

J1リーグ・2ndステージ9節
サンフレッチェ広島 – ヴァンフォーレ甲府
8月20日(土)/19:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
2ndステージ成績(8節終了時):6位 勝点14 4勝2分2敗 16得点・11失点
年間成績(24試合終了時):4位 勝点40 11勝7分6敗 46得点・28失点
 
【最新チーム事情】
●リオ五輪に参加していた塩谷とリハビリ中の水本が全体練習に復帰。
●9年目の中堅・清水と丸谷がチームを牽引。
●P・ウタカが前節の湘南戦で負傷。大事には至っていないが不安が残る。
●湘南戦でミキッチがJ1通算200試合出場(外国人選手として1クラブでの達成は史上3人目)。
 
【担当記者の視点】
 塩谷と水本という日本代表経験者がチームに戻ってきても、森保監督がメンバーを変える可能性は少ない。直近4試合で3勝1敗、6得点・2失点。結果を出している現状を敢えて変える必要もないだろう。9年目を迎えた丸谷と清水が力強い守備だけでなく、得点にも絡む活躍を見せてチームを牽引している。指揮官も考え方をシンプルにして基本的には構成を維持する方向だ。
 
 ただし、今季ここまで17得点・8アシストと攻撃の中心として君臨してきたP・ウタカが、前節の湘南戦で左太もも裏に違和感を覚えて途中交代。幸い、精密検査の結果は大事には至らなかったが、助っ人FWが万全の状態にないことは疑いようがない。「痛みとともにプレーするのは、大きな問題ではない。どういう形で試合に出るかは分からないが、準備は整える」と語ってはいるものの、その後の戦いを考えてどういう判断を森保監督が下すか。シビアな判断が求められる。

次ページ甲府――まずは「守備第一」で臨み、ワンチャンスを活かしたい。

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