「チームメイトから冷たい目線で…」日本代表10番が明かす、森保ジャパンに漂う“妥協なき空気”「お前、何してんねんみたいな」

2025年11月19日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「泥臭くてもチームに貢献したい」

2点目の起点となった堂安。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]日本 3-0 ボリビア/11月18日/国立競技場

 11月14日のガーナ戦に2-0で快勝した日本代表は18日、ボリビア代表と国際親善試合を戦い、3-0で勝利。10月シリーズを連勝で終えた。

 開始4分に鎌田大地のゴールで先制した日本は、71分に町野修斗、78分には中村敬斗が追加点を奪い、南米の雄を突き放した。

 試合後、後半頭から右ウイングバックで途中出場した堂安律は、この2試合でほとんど相手に決定機を作らせなかった点について問われ、こうコメントした。

「自分たちの求める、要求することが上がっているというか、相手にビッグチャンスがあれば、(絡んだ選手が)チームメイトから冷たい目線で見られるような、『お前、何してんねん』みたいな、そういう高い要求をし合えているところがある。非常に意味のある試合だったと思います」
 
 敵陣での日本のFKからカウンターを受けた58分の場面では、帰陣して渾身のシュートブロック。ピンチを防いでみせた。

「自分のパフォーマンスがどうであれ、ワールドカップで勝ちたいという思いはありますし、それが自分の理想としてる姿じゃなくても、泥臭くてもチームに貢献したいというのは全選手が持っていることで、そういうチームづくりをできている雰囲気、コーチングスタッフはすごいと思う」

 まずはチームのために。身体を張った堂安のこのプレーが、その後の追加点を呼び込んだと言ってもいいかもしれない。

「調子が悪いとかは関係ない。勝てれば、全員調子いいと思ってるんで。ワールドカップは本当にそういう大会になると思いますし。調子いい悪い関係なく、チームにちょっとでも貢献できるようにプレーしたいっていうのは、今から意識はしていますね」

 10番のひたむきなプレーは、ワールドカップに向け、森保ジャパン漂う"妥協なき空気"を体現していた。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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