「一瞬、負けてるのかなって…」久保建英も驚いた森保監督の“大胆采配”。前線になんと同時に3人も…

2025年11月19日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「今のチームの力になっている」

シャドーで躍動した久保。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]日本 3-0 ボリビア/11月18日/国立競技場

 1-0でリードして迎えた67分、森保一監督が動く。

 1トップの小川航基、2シャドーの久保建英と南野拓実を下げ、上田綺世をトップに、町野修斗と中村敬斗をシャドーに投入する。

 すると、この采配が的中。71分に中村の折り返しを町野が押し込んで2点目を挙げると、その7分後には、上田のお膳立てから中村が華麗な3点目を決めてみせた。

 やや驚きだったのは、さらに82分に左ウイングバックの前田大然に代わって、191センチの大型FW後藤啓介を送り込み、シャドーでプレーさせた選択だった(中村がシャドーから左ウイングバックへ)。

 これで、1トップに上田、シャドーに町野、後藤というCFタイプの3人が同時起用されることになったのだ。
 
 ベンチで見ていた久保も多少の驚きはあったようだ。この大胆な采配について、「一瞬、スリートップみたいに入ってるのを見て、『負けてるのかな?』って思ったりしましたけど」と冗談交じりに話した。

「でも負けている時だったら、ああやってスリートップのようにシャドー並べるというのはすごく有効だと思う」

 24歳のレフティは「ああやってポジションにとらわれずに、どんどん前に選手を当てはめていけるっていうのは、すごく今のチームの力になっていると思います」と続けた。

 CFタイプであっても、ゴール特化型ではなく、器用で周囲も生かせる町野や後藤だからこそシャドーでも起用できる。「負けている時」のオプションとなるか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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