国立で崩れ落ちた“4年間の思い”。今後の長友佑都は森保監督の目にどう映るのか

2025年11月17日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

“メンタルお化け”の意地を示したい

町田戦でFC東京を勝利に導けなかった長友。(C)SOCCER DIGEST

 2025年11月9日、FC東京が国立競技場でのリーグ戦でFC町田ゼルビアを1−0と下したあと、長友佑都は町田との天皇杯準決勝(11月16日)に向けて「タイトルをもたらしたい。この4年間、FC東京でタイトルを獲れてないことに責任を感じているので、絶対に優勝したいです」と語った。

 しかし──。その町田戦は0−2で完封負け。延長戦までもつれ込んだ死闘でFC東京は103分に林幸多郎、109分にはオ・セフンにゴールを許して力尽きた。

 試合後、4年間の思いが崩れ落ちた長友はミックスゾーンで記者団の呼びかけにも応じず、ほぼ無言で立ち去った。この日の敗戦で今季無冠が確定したわけで、そのショックは計り知れない。それを考えれば、呼びかけに応じないスタンスも理解できる。

 
 余計なお世話かもしれないが、今後の代表選出への影響が懸念される。「FC東京での活躍が代表に繋がるはずです。森保さんも見てくれていると思うので、戦力として代表に必要だというところを示したいです」と言っていた長友だが、この日は有言実行とはならなかったからだ。

 "メンタルお化け"を自称する長友のことだから、ここから這い上がってくるのは間違いない。ただ、森保監督の目に今後の長友がどう映るか。鈴木淳之介、望月ヘンリー海輝と若手の台頭が目立つなか、ベテランの意地を示したいが。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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