久々の先発復帰で決勝点をマーク!
アントワープ戦で今季4点目を決めた伊藤(奥)。「ゴールもアシストも二桁行きたい」と意気込む。(C)STVV
 ベルギーリーグのシント=トロイデン(STVV)は11月2日、15位のアントワープを1-0で下し、7位から4位に浮上した。相手チームに退場者が出たこともあり、71%のポゼッション率を記録したSTVVが終始試合を優勢に進め、シュート数でもアントワープの5本に対し、22本と圧倒。アントワープのGK野澤大志ブランドンのビッグセーブの連続に最少得点に終わったが、攻守に噛み合ったSTVVが順当に勝利した。
DFリーダーの谷口彰悟が今季3度目のクリーンシートを振り返る。
「どんな試合でも相手をゼロに抑えることが、後ろの選手としてやるべきこと。それを達成できたのは良かった。数的優位になりながら、なかなか追加点を奪えず少しじれったい試合展開になりました。終盤、押し込まれる展開になり、ちょっとバタついたのは反省点ですが、最終ラインは我慢するところを我慢して、しっかりゼロに封じて終わらせることができたのは良かったです」(谷口)
13節を終え、プレーオフ1圏内の4位という好位置に付けるSTVV。しかし、ここ6試合は1勝1分け4敗と苦戦していた。
――現在4位という意味では調子がいいと言えますが、最近、そう勝っているわけではない。そのあたりをどう評価しますか?
「確かにおっしゃる通り、今日勝って『ああ、4位なんだ』とちょっと驚いたくらいです。他チームと(勝点差が)団子状態なので、今日、試合に勝ったあと、みんなで『上を狙えるチャンスが転がっている』と言ってました。前節のユニオン戦の敗戦はちょっと悔しかったですが、戦う姿勢・狙いにはポジティブなところもありました。こうしたことを継続してプレーしたことで、今日、勝つことができました。チームが進んでいる方向、やっていることは悪くない」(谷口)
 
  
    
    
  DFリーダーの谷口彰悟が今季3度目のクリーンシートを振り返る。
「どんな試合でも相手をゼロに抑えることが、後ろの選手としてやるべきこと。それを達成できたのは良かった。数的優位になりながら、なかなか追加点を奪えず少しじれったい試合展開になりました。終盤、押し込まれる展開になり、ちょっとバタついたのは反省点ですが、最終ラインは我慢するところを我慢して、しっかりゼロに封じて終わらせることができたのは良かったです」(谷口)
13節を終え、プレーオフ1圏内の4位という好位置に付けるSTVV。しかし、ここ6試合は1勝1分け4敗と苦戦していた。
――現在4位という意味では調子がいいと言えますが、最近、そう勝っているわけではない。そのあたりをどう評価しますか?
「確かにおっしゃる通り、今日勝って『ああ、4位なんだ』とちょっと驚いたくらいです。他チームと(勝点差が)団子状態なので、今日、試合に勝ったあと、みんなで『上を狙えるチャンスが転がっている』と言ってました。前節のユニオン戦の敗戦はちょっと悔しかったですが、戦う姿勢・狙いにはポジティブなところもありました。こうしたことを継続してプレーしたことで、今日、勝つことができました。チームが進んでいる方向、やっていることは悪くない」(谷口)
 この日、唯一のゴールを決めたのはMF伊藤涼太郎。16分、ペナルティーエリアすぐ外から放ったシュートが相手に少し触れて角度を変え、右ポストの内側を強襲してからゴールに吸い込まれた。伊藤にとっては3節のデンダー戦以来、久々のゴールだった。
「試合が始まる前からゴールが欲しかった。10試合くらい点が取れてなかったので、そろそろゴールを取らないといけなかった。(ハムストリングの負傷もあって)久々の先発復帰だったので、チームに勝利をもたらすような動きをしようと、今日はプレーしました。(89分間という長い時間プレーしたことについて)ハムストリングの状態は良く、身体は万全だったので、自分としては90分間やろうと思っていたくらいです」(伊藤)
ゴールシーン以外にも、何度もアシストの付きそうなラストパスや、一手詰みのチャンスを作った伊藤は「自分のイメージ通りにプレーできました」とフィーリングの良さを認めつつも、「ボールをロストすることが何度かあったので、その回数を減らさないといけない」と反省することも忘れなかった。
献身的なダブルボランチ、山本理仁とアブドゥライ・シサコの背後からの支えもあって、伊藤が創造性を発揮している。しかも今季は山本の成長著しく、伊藤のポジションを飛び越して相手ゴール前に迫っていく。
「ボランチのふたりは本当にバランスが良く、僕が動きやすいスペースを作ってくれている。僕がそこで少しタメを作ることで、チームに変化をもたらすことができる。理仁のランニングは、僕にとってもチームにとっても大きいもの。ひとつの自分たちの形です。2列目から飛び出す理仁の動きは相手にとっても捕まえづらいと思うので、そういったところを僕も見るようにしている。そこに(後藤)啓介も加わった。良いコンビネーションの形ができているのを実感してます」(伊藤)
  
        
     
    
      
               
    
    
    
    
    
              
    
    
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
     
    
    
      「試合が始まる前からゴールが欲しかった。10試合くらい点が取れてなかったので、そろそろゴールを取らないといけなかった。(ハムストリングの負傷もあって)久々の先発復帰だったので、チームに勝利をもたらすような動きをしようと、今日はプレーしました。(89分間という長い時間プレーしたことについて)ハムストリングの状態は良く、身体は万全だったので、自分としては90分間やろうと思っていたくらいです」(伊藤)
ゴールシーン以外にも、何度もアシストの付きそうなラストパスや、一手詰みのチャンスを作った伊藤は「自分のイメージ通りにプレーできました」とフィーリングの良さを認めつつも、「ボールをロストすることが何度かあったので、その回数を減らさないといけない」と反省することも忘れなかった。
献身的なダブルボランチ、山本理仁とアブドゥライ・シサコの背後からの支えもあって、伊藤が創造性を発揮している。しかも今季は山本の成長著しく、伊藤のポジションを飛び越して相手ゴール前に迫っていく。
「ボランチのふたりは本当にバランスが良く、僕が動きやすいスペースを作ってくれている。僕がそこで少しタメを作ることで、チームに変化をもたらすことができる。理仁のランニングは、僕にとってもチームにとっても大きいもの。ひとつの自分たちの形です。2列目から飛び出す理仁の動きは相手にとっても捕まえづらいと思うので、そういったところを僕も見るようにしている。そこに(後藤)啓介も加わった。良いコンビネーションの形ができているのを実感してます」(伊藤)