落胆ぶりは察するに余りある
「もうやるだけ」と前を向いた前田。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
スコットランドの名門セルティックに所属する前田大然は、9月のアメリカ遠征時の取材で、今夏に移籍を志願したものの、後釜を補強できなかったクラブから認められなかった事実を告白した。
日本代表への合流を遅らせて、移籍期限のぎりぎりまで動いたものの、セルティックがオファーを跳ね除け、ステップアップは実現しなかった。その落胆ぶりは察するに余りある。
この移籍交渉は、現地メディアもまったく把握していなかったため、スコットランドでは大騒ぎとなった。昨シーズンに33ゴールを挙げたエースが、退団を画策していた事実が明らかになったのだから、当然といえば当然か。
一部のファンやご意見番からは、心ない声が飛んだ。チーム全体のパフォーマンスが悪い試合でも、スケープゴートにされ、「移籍できなかったからモチベーションが低い」と非難されたのだ。この韋駄天FWがどれだけチームのためにハードワークをしてきたのか、すっかり忘れてしまったかのようだった。
日本代表への合流を遅らせて、移籍期限のぎりぎりまで動いたものの、セルティックがオファーを跳ね除け、ステップアップは実現しなかった。その落胆ぶりは察するに余りある。
この移籍交渉は、現地メディアもまったく把握していなかったため、スコットランドでは大騒ぎとなった。昨シーズンに33ゴールを挙げたエースが、退団を画策していた事実が明らかになったのだから、当然といえば当然か。
一部のファンやご意見番からは、心ない声が飛んだ。チーム全体のパフォーマンスが悪い試合でも、スケープゴートにされ、「移籍できなかったからモチベーションが低い」と非難されたのだ。この韋駄天FWがどれだけチームのためにハードワークをしてきたのか、すっかり忘れてしまったかのようだった。
そんな状況を本人は受け止めているのか。9日の日本代表の練習後の取材で尋ねると、こう口にしている。
「全部の批判みたいなものが僕に来ている状態なので。でも、僕が言ったことに対してそれが来るっていうのもわかっていたことなので。残ると決めたので、もうやるだけかなという思いでやっているところです」
言いたいことはもっとあるだろう。それでも言葉を飲み込み、前を向いた。
代表合流前の試合では、渾身のヘディングシュートで決勝点を挙げ、劇的な勝利をもたらした。セルティックにいる限り、この日本代表FWはチームのために献身し続けるはずだ。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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言いたいことはもっとあるだろう。それでも言葉を飲み込み、前を向いた。
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