日曜日、48校参加の決勝トーナメントが開幕
来春の湘南入団が内定している山口(左)。技巧派MFが昌平の強力攻撃陣を牽引する。写真:河野正
第104回全国高校サッカー選手権埼玉大会は10月12日、昨年より6校少ない48校が参加して決勝トーナメントが開幕する。11月16日の決勝(14時5分・埼玉スタジアム)に進出し、県内172チームの頂点に立つのはどこか――。
強さが際立ったここ数年の昌平は比類なき存在だったが、今年はやや怖さに欠ける。優勝候補の筆頭格には違いないが、例年のような完全無欠のチームとは言い難く、複数校に優勝の可能性がありそうだ。
全国高校総体(インターハイ)予選は制したが、プレミアリーグEASTでは10月5日の第16節終了時点で12チーム中10位。失点が3番目に多く、得点は3番目に少ない。「うちの強みはボールを握ってシュートをたくさん打つことだが、それができないので点も入らない。失点よりこの問題が大きい」。今春就任した芦田徹監督は低迷の要因をこう説明する。
強さが際立ったここ数年の昌平は比類なき存在だったが、今年はやや怖さに欠ける。優勝候補の筆頭格には違いないが、例年のような完全無欠のチームとは言い難く、複数校に優勝の可能性がありそうだ。
全国高校総体(インターハイ)予選は制したが、プレミアリーグEASTでは10月5日の第16節終了時点で12チーム中10位。失点が3番目に多く、得点は3番目に少ない。「うちの強みはボールを握ってシュートをたくさん打つことだが、それができないので点も入らない。失点よりこの問題が大きい」。今春就任した芦田徹監督は低迷の要因をこう説明する。
ただ、高校生年代最高峰のリーグ戦データをそのまま県予選と照らし合わせるのも無理がある。むしろ低調なプレミアでのはけ口を求めるような戦いに変わるかもしれない。
J1湘南ベルマーレへの来季加入が内定している山口豪太、Jリーグ入りが有力視される長璃喜の両3年生MFが攻撃をリードし、FW立野京弥(1年)に生きた球を供給したい。ふたりの切れ味鋭いドリブルと得点力は、相手校には脅威の的。準々決勝から登場し、3勝すれば7度目の頂点だが、2~3試合勝ち抜いてきた相手との初戦は簡単ではない。
J1湘南ベルマーレへの来季加入が内定している山口豪太、Jリーグ入りが有力視される長璃喜の両3年生MFが攻撃をリードし、FW立野京弥(1年)に生きた球を供給したい。ふたりの切れ味鋭いドリブルと得点力は、相手校には脅威の的。準々決勝から登場し、3勝すれば7度目の頂点だが、2~3試合勝ち抜いてきた相手との初戦は簡単ではない。