状態の良い選手を優先したメンバーを編成か
A代表初選出の斉藤。森保監督は攻撃の起点や仕掛けの部分で期待を寄せる。写真:永島裕基
10月6日から千葉県内でスタートした日本代表の合宿。7日には南野拓実(モナコ)や久保建英(レアル・ソシエダ)らも合流し、26人全員が揃った。
とはいえ、ピッチでトレーニングを行なったのは、前日までに到着していた長友佑都(FC東京)、堂安律(フランクフルト)、田中碧(リーズ)ら13人だけ。左足首の状態が万全でない久保はトレーニングルームに姿を現わさなかった様子で、直近5日のユトレヒト戦でハムストリングを痛めたと現地で報じられた上田綺世(フェイエノールト)はエアロバイクやストレッチなど軽めの調整にとどまった模様だ。
不安要素のある選手は10日のパラグアイ戦を回避し、14日のブラジル戦に照準を合わせることになるだろう。森保一監督もパラグアイ戦では状態の良い選手を優先したメンバーを編成すると見られる。
布陣は4バックの採用もあり得る状況だが、まずはベースの3バックで行くという前提で、左右のウイングバックに目を向けてみたい。左の候補者は前田大然(セルティック)、中村敬斗(S・ランス)、新顔の斉藤光毅(QPR)の3人、右の候補者は堂安、望月ヘンリー海輝(町田)の2人で、伊東純也(ヘンク)と相馬勇紀(町田)は両方で計算できる人材だ。
前述の通り、パラグアイ戦では久保の温存が濃厚で、鎌田大地(クリスタル・パレス)が遠藤航(リバプール)の不在によりボランチに専念し、南野もブラジル戦をより重視するならスタメンから外れる可能性が高い。
となると、堂安や中村、相馬あたりはシャドー要員と位置づけられる可能性が大。中村本人も「僕はウイングバックとシャドーで出ることが多いんで、今回もそのへんかなと考えていますし、出た時に自分のやれることをやればいいかなという感じです」と、どちらで使われても問題ないという。彼と堂安のコンビであれば、2人ともパンチ力あるシュートで敵陣に揺さぶりをかけられるだろう。9月のアメリカ遠征でノーゴールだった日本の攻撃陣の活性化も期待できるだけに、ぜひこの組み合わせで使ってほしい。
とはいえ、ピッチでトレーニングを行なったのは、前日までに到着していた長友佑都(FC東京)、堂安律(フランクフルト)、田中碧(リーズ)ら13人だけ。左足首の状態が万全でない久保はトレーニングルームに姿を現わさなかった様子で、直近5日のユトレヒト戦でハムストリングを痛めたと現地で報じられた上田綺世(フェイエノールト)はエアロバイクやストレッチなど軽めの調整にとどまった模様だ。
不安要素のある選手は10日のパラグアイ戦を回避し、14日のブラジル戦に照準を合わせることになるだろう。森保一監督もパラグアイ戦では状態の良い選手を優先したメンバーを編成すると見られる。
布陣は4バックの採用もあり得る状況だが、まずはベースの3バックで行くという前提で、左右のウイングバックに目を向けてみたい。左の候補者は前田大然(セルティック)、中村敬斗(S・ランス)、新顔の斉藤光毅(QPR)の3人、右の候補者は堂安、望月ヘンリー海輝(町田)の2人で、伊東純也(ヘンク)と相馬勇紀(町田)は両方で計算できる人材だ。
前述の通り、パラグアイ戦では久保の温存が濃厚で、鎌田大地(クリスタル・パレス)が遠藤航(リバプール)の不在によりボランチに専念し、南野もブラジル戦をより重視するならスタメンから外れる可能性が高い。
となると、堂安や中村、相馬あたりはシャドー要員と位置づけられる可能性が大。中村本人も「僕はウイングバックとシャドーで出ることが多いんで、今回もそのへんかなと考えていますし、出た時に自分のやれることをやればいいかなという感じです」と、どちらで使われても問題ないという。彼と堂安のコンビであれば、2人ともパンチ力あるシュートで敵陣に揺さぶりをかけられるだろう。9月のアメリカ遠征でノーゴールだった日本の攻撃陣の活性化も期待できるだけに、ぜひこの組み合わせで使ってほしい。
この2人がシャドーに回るとなれば、左右のウイングバックは前田、伊東でスタートすることになるかもしれない。前田は9月のアメリカ戦でもこのポジションで先発したが、守備負担が大きすぎて最終ラインに吸収されることが多く、持ち前のスピードを発揮しきれなかった。一方の伊東はシャドーで使われ、輝きを放ったが、やはり代表での本職は右ウイングバック。相手が堅守に定評のあるパラグアイということで、彼の突破力が重要なポイントになる。
爆発的な速さを誇る2人が大外で槍のような鋭さを見せつけることで、日本の得点チャンスも増えてくる。決定力不足の解消の糸口も見出せるのではないか。
相馬が左右のウイングバックのいずれかで出場することも、もちろんあり得る。7月のE-1選手権を見ても分かる通り、彼の局面打開力はアジアレベルをはるかに超えていた。町田でも毎試合のように決定機に絡んでいて、怖さを出せる存在なのは間違いない。彼もシャドーができる人材だけに、森保監督がどこで起用するかは1つの注目点と言っていい。
爆発的な速さを誇る2人が大外で槍のような鋭さを見せつけることで、日本の得点チャンスも増えてくる。決定力不足の解消の糸口も見出せるのではないか。
相馬が左右のウイングバックのいずれかで出場することも、もちろんあり得る。7月のE-1選手権を見ても分かる通り、彼の局面打開力はアジアレベルをはるかに超えていた。町田でも毎試合のように決定機に絡んでいて、怖さを出せる存在なのは間違いない。彼もシャドーができる人材だけに、森保監督がどこで起用するかは1つの注目点と言っていい。