【日本2-2コロンビア|採点&寸評】2点ビハインドからのドラマティックな同点劇!しかし、勝点2を取り逃した印象は強く…

2016年08月08日 小田智史(サッカーダイジェスト)

痛恨のオウンゴールを喫した藤春は最低点の「3」評価。

【警告】日本=井手口(23分)、遠藤(31分)、室屋(39分)、藤春(53分) コロンビア=テシージョ(23分)、バランタ(76分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大島僚太(日本)

[リオ五輪グループリーグ第2戦]日本2-2コロンビア/現地8月7日/アレーナ・アマゾーニア
 
【五輪日本代表・総評】 5.5
前半を0-0でしのぎ、後半に勝負を懸けるゲームプランは失点するまで上手く進んでいた。先に失点した点や自分たちのミスで追加点を許した点は反省しなければいけない。同点に追いついたまでは良かったが、勝ち越すチャンスもあっただけに、勝点2を取り逃した印象が強い。

【リオ五輪PHOTO】コロンビアに2点をリードされるも、浅野と中島のゴールで引き分けに

【リオ五輪PHOTO】コロンビア戦で日本代表を応援するサポーター

 [個人採点・寸評]
[GK
12 中村航輔 6
正守護神の櫛引に代わってブラジルのピッチへ。18分にはボルハの強烈なグラウンダーのシュートを鋭い反応でセーブ。失点はDFに当たってのものと、まさかのオウンゴールで、GKとしてはノーチャンスだった。
 
[DF
2 室屋 成 6
対面のマチャドの動きをしっかり見極めながら、前後左右に揺さぶりをかけて突破。攻撃では主導権を握った一方で、守備ではイエローカードを1枚もらい、あわや2枚目かと思わせる際どいプレーもあるなど、ギリギリの攻防が続いた。終盤は左SBとしてプレー。
 
4 藤春廣輝 3(80分OUT)
ブラジル戦やナイジェリア戦と異なり、ボールホルダーへ厳しい寄せを敢行。その勢いそのままに、中島を追い越して次々とオーバーラップを繰り出すなど、左サイドで躍動した。しかし、34分に絶好のチャンスでヘディングシュートを外しただけでなく、65分には事もあろうか痛恨のオウンゴール。一気に奈落の底に突き落とされた。
 
5 植田直通 6
塩谷のカバーリングに気を配りつつ、自らは相手の強力2トップにパワーで対抗。ブロックに入ったボールがゴールに突き刺さるなど不運に見舞われたが、諦めずに最後まで戦った点は評価したい。
 
6 塩谷 司 6
29分、絶体絶命のピンチに間一髪戻り、鋭いショルダーチャージでバリオスを弾き飛ばす殊勲のプレー。2トップとの肉弾戦で痛めつけられながらも、オーバーエイジの意地を見せつけた。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページ浅野、中島のふたりが劣勢を撥ね返す見事なゴールを決める。

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