「もっと仕掛けほしい」E-1選手権後リーグ出場6試合でノーゴールの21歳ドリブラーに森保監督が檄。本人の反応は?

2025年09月24日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「欲しいタイミングでボールが来ませんが…」

特別な才能の持ち主である俵積田。本格的なブレイクが待たれる。(C)SOCCER DIGEST

 2025年9月23日、FC東京がアビスパ福岡に1−0と勝利し、今季リーグ初の3連勝。13位に浮上し、一時期のスランプ状態から完全に抜け出した印象もある。ただ、気になるのは俵積田晃太(21歳)のパフォーマンスだ。E-1選手権後のリーグ出場6試合でノーゴールと元気がない。福岡戦も数回素晴らしいドリブルを見せたが、いずれも得点に結び付かなかった。

 そんな俵積田の出来を日本代表指揮官はどう捉えているのか。福岡戦後の囲み取材で「E-1選手権後の俵積田選手のパフォーマンスはどう映っていますか」と尋ねると、森保監督は「もっと仕掛けてほしい」と答えてくれた。

「非常に良いものを持っています。今日(福岡戦)の後半、縦に仕掛けるシーンもありましたが、常にゴールへ向かって仕掛けてより怖い存在になってほしい。素晴らしい武器は持っていますから」
 
 その後、俵積田本人に「森保監督が『もっと仕掛けてほしい』と言っていましたが、どう感じていますか」と"その檄"を伝えると、次のように返してくれた。

「実際のところ、欲しいタイミングでボールが来ませんが、チームのやり方があるので、そこはなんとも言えない部分はあります。とにかくどんな局面でも自分の形に持っていけるようにしたいです」

 裏に抜け出し、そこから一気にドリブルで持ち込むのが俵積田のいわば"十八番"。ビルドアップ重視の現状では確かに欲しいタイミングでボールが来ていない印象だ。もっとも、自信が揺らいでいるわけではない。

「自分の形でボールが来れば余裕で仕掛けられるし、試合中に味方と目が合う、合わないなかで、なんとかして合わせていきたいです」

 森保監督が「素晴らしい武器は持っている」と明言したとおり、特別なタレント性はある。やや伸び悩み気味の現状を打破し、Jリーグで圧倒的な存在感を示すドリブラーになってほしい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介

【記事】たとえポット2でも森保ジャパンに恩恵なし? 「アルゼンチン、日本、ノルウェー、イタリア」2026年W杯"死の組"予想

【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える"タレント&モデルの妻たち"
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事