浦和戦で神セーブを連発! 鹿島の守護神・早川友基が語るGKの役目。「1点を左右するポジション」の重圧も「それが醍醐味でもある」

2025年09月21日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

浦和戦の決勝弾は相手GKのミスから

浦和戦でもビッグセーブを連発した早川。先日の日本代表招集を経て逞しさが増した。写真:鈴木颯太朗

[J1第30節]浦和 0-1 鹿島/9月20日/埼玉スタジアム2002

 まさに守護神と呼ぶにふさわしい活躍だった。

 鹿島が鈴木優磨の得点で浦和に1-0で勝利を収めた一戦で、GK早川友基が奮闘した。

 立ち上がりの金子拓郎の直接FKを右手一本で防ぐと、次々と好セーブを連発。31分の渡邊凌磨のシュートをはじき出し、81分には、カウンターから1対1に持ち込まれた関根貴大のシュートをブロック、そのこぼれ球を石原広教に打たれたものの、見事にストップする。さらに、アディショナルタイムには、イサーク・キーセ・テリンの至近距離からのショットを足で掻き出した。
 
 17本ものシュートを浴びながら、1度もゴールラインを割らせなかった早川は浦和戦を以下のように振り返った。

「1番は自分のところまで来ないで守るのが理想的だと思います。(得点シーンは)狙っていた形だったと思いますし、そこからゴールが取れたので理想的だったと思います」

 前線からのプレスで、相手の最終ラインにプレッシャーをかけ、GK西川周作のパスミスを誘発。その隙を見逃さずに得点したチームメイトのプレーを称えた一方で、同じGKとして感じることもあったという。

「本当にそういうポジションだなっていうところですよね。自分も去年ここで悔しい思いをしましたし、1点を左右するポジションだと思う。でも、それが醍醐味でもありますし、難しい部分のひとつでもある」

 早川がフル出場した昨季の埼玉スタでの浦和戦(2-2)は、前半に鈴木の2ゴールでリードを奪ったものの、途中出場の武田英寿の2発で追いつかれる悔しい展開だった。

 同じくリードしてゲーム終盤を迎えた今季は、チームだけでなく、早川自身の成長も示した一戦となった。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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