「人生で一度きりの経験を」なぜクラブは日本人DFのU-20W杯出場を承認した? ユールゴーデンSDが明かす「彼にとってどれほど重要なことか理解した」

2025年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本サッカー協会とも良好な関係を築いてきた」

U-20日本代表に招集されたユールゴーデンの小杉。(C)Getty Images

 スウェーデン1部のユールゴーデンに所属する19歳DF小杉啓太が、U-20ワールドカップに挑むU-20日本代表に招集されることが決まった。大会は公式の国際Aマッチウィーク外で開催されるため、所属クラブには選手の派遣義務がないが、ユールゴーデンは小杉の参加を承認した。

 スウェーデン紙『AFTONBLADET』によると、クラブのスポーツディレクターであるボッセ・アンデルソン氏は、チームの主力である小杉の派遣を決めた理由についてこう語った。

「彼はほかの選手とは違う。1年半前、彼はユールゴーデンが何かも知らなかったのに、我々に信頼を寄せてくれた。我々は日本サッカー協会とも良好な関係を築いてきた。彼は在籍中の全ての時間においてプロフェッショナルで、クラブに忠実だった。人生でこんな経験ができるのは一度きりだからね」
 
 ヤニ・ホンカヴァーラ監督も派遣に同意したと明かす。「(U-20ワールドカップが)彼にとってどれほど重要なことか理解した。サイドバックのポジションも良い状況にあり、ほかの選手を信じなければならない。(監督と)一緒に決断したので、きっと良い結果になると思う」とした。

 クラブと選手の信頼関係が、日本の若き才能に国際舞台での飛躍の機会を生み出した形となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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