【リオ五輪】メダル到達への条件は?GL1位突破の恩恵は大。対して2位通過はブラジルとの再戦に

2016年08月04日 サッカーダイジェスト編集部

1位通過できれば、対戦相手はデンマーク、イラク、南アフリカのいずれか。

2位通過の場合、グループAを首位通過してくるであろうブラジルと対戦する可能性が高い。写真:JMPA/小倉直樹

 決勝トーナメントを勝ち上がるうえで、何位でグループリーグを突破するかは大きな鍵を握る。今大会では、準々決勝で対峙するグループAに開催国のブラジルがいる。日本が2位通過の場合、彼らと戦う可能性が高く、しかも中2日+約1500キロの移動も強いられる。できれば避けたいシチュエーションである。
 
 逆にグループを1位通過できれば、スウェーデン戦の開催地サルバドールから移動せずに準々決勝を迎えられる。対戦相手もデンマーク、イラク、南アフリカのいずれかで、ブラジルに比べれば勝機はグッと増す。
 
 もっとも、今大会は中2日→中2日→中2日→中3日→中2日の過密日程。ベスト4入りまでに力を使い果たしては先がない。ロンドン五輪でトップ下としてチームを牽引した東慶悟は、あと一歩のところでメダル獲得を逃した要因をこう分析する。
 
「過密日程で相当きつかった。メキシコとの準決勝は、パワーやフィジカルで明らかに劣っていましたね。優勝を狙って戦ってきたチームとの差が出た感じでした。『グループリーグを突破できればいい』というスタンスでスタートした分、勝ち上がった際の準備ができていなかった。大事なところで力を出せるか、大会を勝ち抜くうえでの総合力みたいなものがメキシコのほうが上でした」
 
 17日間で6試合を戦い抜くペース配分をしつつ、なおかつ負担を少なく――。難しい注文だが、これが揃った時に初めて栄冠への扉が開ける。
 
【グループ1位通過の場合のスケジュール】
準々決勝/8月14日(日)@サルバドール
vs グループA2位(移動なし)
 ↓
準決勝/8月18日(木)@サンパウロ
vs グループC2位×グループD1位の勝者
(サルバドールから約1500キロの移動)
 ↓
決勝/8月21日(日)@リオデジャネイロ
(サンパウロから約350キロの移動)
3位決定戦/8月21日(日)@ベロオリオゾンテ
(サンパウロから約500キロの移動)
 
【グループ2位通過の場合のスケジュール】
8月14日(日)@サンパウロ
vs グループA1位
(サルバドールから約1500キロの移動)
 ↓
準決勝/8月18日(木)@リオデジャネイロ
vs グループC1位×グループD2位の勝者
(サンパウロから約350キロの移動)
 ↓
決勝/8月21日(日)@リオデジャネイロ
(移動なし)
3位決定戦/8月21日(日)@ベロオリオゾンテ
(リオデジャネイロから約350キロの移動)
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