「サプライズ的なことはあまりない」
9月シリーズで10番を背負う堂安。「ゴールへの感覚は昨季からすごく良い」。代表で久々の得点に期待したい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)
2026年北中米ワールドカップの開催地アメリカで、ホスト国メキシコとの真っ向勝負が現地9月6日に実現する。
昨年までMLBのアスレチックスの本拠地だったオーランド・コロシアムで行なわれるこの一戦は、日本にとって貴重な腕試しの場。森保一監督は「Jリーグ、欧州と見たなかで、コンディションの良い選手を起用していきたい」と明言を避けたが、スタメンは現有戦力のベストで行くはずだ。
となれば、エースナンバー10を付ける男・堂安律(フランクフルト)も右ウイングバックに陣取ることになるだろう。
ご存じの通り、彼は3シーズン、プレーしたフライブルクを離れ、今季からフランクフルトへステップアップ。公式戦初戦となった8月17日のエンガース戦(DFBポカールの1回戦)でいきなり2得点とインパクトを残した。
続く23日のブンデスリーガ開幕戦のブレーメン戦では、得点・アシストがつかなかったものの、30日のホッフェンハイム戦で2発を叩き出すなど、新天地で上々のスタートを切っている。
「(ディノ・トップメラー)監督からの信頼は来た初日から感じていましたし、その信頼がフランクルトに決めた一番の理由でもあります。こうして今、気持ち良くプレーできているのも必然やと思う。そこまでサプライズ的なことはあまりないかなと思います」と、本人は堂々たる口ぶりだ。
となれば、代表でもゴールが欲しいところ。堂安が森保ジャパンで最後に得点したのは、2024年6月のW杯2次予選のシリア戦。同年9月から最終予選が始まり、今年6月で全10試合が終了したが、堂安はまさかのノーゴールに終わっているのだ。
昨年までMLBのアスレチックスの本拠地だったオーランド・コロシアムで行なわれるこの一戦は、日本にとって貴重な腕試しの場。森保一監督は「Jリーグ、欧州と見たなかで、コンディションの良い選手を起用していきたい」と明言を避けたが、スタメンは現有戦力のベストで行くはずだ。
となれば、エースナンバー10を付ける男・堂安律(フランクフルト)も右ウイングバックに陣取ることになるだろう。
ご存じの通り、彼は3シーズン、プレーしたフライブルクを離れ、今季からフランクフルトへステップアップ。公式戦初戦となった8月17日のエンガース戦(DFBポカールの1回戦)でいきなり2得点とインパクトを残した。
続く23日のブンデスリーガ開幕戦のブレーメン戦では、得点・アシストがつかなかったものの、30日のホッフェンハイム戦で2発を叩き出すなど、新天地で上々のスタートを切っている。
「(ディノ・トップメラー)監督からの信頼は来た初日から感じていましたし、その信頼がフランクルトに決めた一番の理由でもあります。こうして今、気持ち良くプレーできているのも必然やと思う。そこまでサプライズ的なことはあまりないかなと思います」と、本人は堂々たる口ぶりだ。
となれば、代表でもゴールが欲しいところ。堂安が森保ジャパンで最後に得点したのは、2024年6月のW杯2次予選のシリア戦。同年9月から最終予選が始まり、今年6月で全10試合が終了したが、堂安はまさかのノーゴールに終わっているのだ。
最終予選の得点者を改めて見てみると、鎌田大地(クリスタル・パレス)が4点、南野拓実(モナコ)と久保建英(レアル・ソシエダ)が3点。三笘薫(ブライトン)と伊東純也(ヘンク)も1点ずつマークしており、主要アタッカーの中では堂安だけが目に見える数字をつけられなかった。
「(フランクフルトと代表では同じサイドでも)少し違った役割になると思いますし。ただ、フライブルクで培ったものは代表で落とし込める。『フランクに来たから、フライブルクで得たものをなしにする』というのはすごくもったいないので、フライブルクで培ったものを、代表でしっかりともう一回、持ってくるというのは、積み上げのキャリアの中では非常に重要だと思います」
本人もそう語っていたが、前所属先でのサイド起用では、代表と同じく守備負担が非常に大きかった。それでも昨季は二桁ゴールを奪い、「攻守両面で傑出した存在感を示せるタレント」という高い評価を得ることができた。
代表でも同じような成果を残せるはずだ。2022年カタールW杯でドイツとスペインから歴史的なゴールを奪った堂安ほどのフィニッシャーを活かさないのは、日本にとって損失というしかない。そういう意見は少なくないだろう。
「(フランクフルトと代表では同じサイドでも)少し違った役割になると思いますし。ただ、フライブルクで培ったものは代表で落とし込める。『フランクに来たから、フライブルクで得たものをなしにする』というのはすごくもったいないので、フライブルクで培ったものを、代表でしっかりともう一回、持ってくるというのは、積み上げのキャリアの中では非常に重要だと思います」
本人もそう語っていたが、前所属先でのサイド起用では、代表と同じく守備負担が非常に大きかった。それでも昨季は二桁ゴールを奪い、「攻守両面で傑出した存在感を示せるタレント」という高い評価を得ることができた。
代表でも同じような成果を残せるはずだ。2022年カタールW杯でドイツとスペインから歴史的なゴールを奪った堂安ほどのフィニッシャーを活かさないのは、日本にとって損失というしかない。そういう意見は少なくないだろう。