4-1で快勝、ベスト8に進出
総理大臣杯で自身初の日本一を目指す真田。写真:安藤隆人
3年前の第101回全国高校サッカー選手権大会決勝・岡山学芸館vs.東山の一戦。初の決勝進出となった東山だったが、1-3で敗れ初優勝を逃した。
無念の準優勝に終わった試合で、圧巻のスーパーミドルを決めたのが、ボランチの真田蓮司だ。左からのマイナスの折り返しに勢いよく加速して、ペナルティエリアの外から右足ミドルでゴール右上隅に弾丸ライナーを突き刺した。
大会得点王(3ゴール)、優秀選手賞を獲得するなど、選手権のヒーローの1人となった真田は今、大学サッカーの全国大会である第49回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(以下・総理大臣杯)に出場している。
関西大学の中心選手として、2回戦の桐蔭横浜大戦に右サイドハーフでスタメン出場。前半は、雨でスリッピーなピッチを鑑みて「大きな展開になるので、なるべくワイドを取って、クロスなどでチャンスを作ろうと思った」と、サイドに張り出してのプレーが多かった。ピッチコンディションが落ち着いてくると、徐々に中よりの位置でボールを受けて、ポゼッションや縦への展開で積極的に絡めるようになった。
無念の準優勝に終わった試合で、圧巻のスーパーミドルを決めたのが、ボランチの真田蓮司だ。左からのマイナスの折り返しに勢いよく加速して、ペナルティエリアの外から右足ミドルでゴール右上隅に弾丸ライナーを突き刺した。
大会得点王(3ゴール)、優秀選手賞を獲得するなど、選手権のヒーローの1人となった真田は今、大学サッカーの全国大会である第49回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(以下・総理大臣杯)に出場している。
関西大学の中心選手として、2回戦の桐蔭横浜大戦に右サイドハーフでスタメン出場。前半は、雨でスリッピーなピッチを鑑みて「大きな展開になるので、なるべくワイドを取って、クロスなどでチャンスを作ろうと思った」と、サイドに張り出してのプレーが多かった。ピッチコンディションが落ち着いてくると、徐々に中よりの位置でボールを受けて、ポゼッションや縦への展開で積極的に絡めるようになった。
真田がボールを受ける回数が増えてくれば、チームにリズムが生まれる。1-1で迎えた64分に選手交代からトップ下にポジションを移すと、ポゼッションとチャンスメイクの中枢として躍動し、直後に藤枝MYFC内定のMF三木仁太が勝ち越し点を挙げると、そこからは真田がさらに輝きを放つ。
68分、左からの崩しの際にゴール前で絶妙なポジショニングを取ると、ライナーのクロスにダイレクトで合わせてゴールに左隅に突き刺した。さらに82分には、真田が鮮やかなフェイントで1人をかわして出したパスが起点となり、右に展開されたボールを右サイドバックの桑原航太(ジュビロ磐田内定)がクロス。これにファーサイドに飛び込んで鮮やかなヘディングシュートを突き刺した。
真田の2ゴールの活躍でチームは4-1で快勝し、ベスト8進出を手にした。
「将来的にはボランチをやりたいと思っているのですが、その際に自分がどう成長しているのかという部分を大切にしているので、サイドハーフやトップ下などのポジションを意欲的にこなすことで、自分のプレーエリア、プレー精度と強度を上げています」
大学に進学してからボランチではないポジションをやることが増え、最初は悩んだ時期もあったというが、与えられたポジションで自分を発揮する、磨くことが、ボランチに戻った時に、高校時代より一回りも二回りもスケールアップしていることに繋がると考えを切り替えられた。
ポジションがどこであっても、ボールを受けて落ち着かせたり、パスでリズムを作ったり、フィニッシャーとしてゴール前のスペースに飛び込んでいくスタイルは変わらない。そのうえでサイドであれば、カットインや縦への仕掛けからのクロスを見せ、サイドバックと連係して攻守において数的優位を作り出しながらイニシアチブを握る。
これまであまりやってこなかったプレーを磨くことで、着実にプレーの引き出しが広がっている。
「高校時代は散らしてからゴール前に行くプレーが得意だったのですが、大学に来てより仕掛ける意識と強度は上がってきたと思います」
68分、左からの崩しの際にゴール前で絶妙なポジショニングを取ると、ライナーのクロスにダイレクトで合わせてゴールに左隅に突き刺した。さらに82分には、真田が鮮やかなフェイントで1人をかわして出したパスが起点となり、右に展開されたボールを右サイドバックの桑原航太(ジュビロ磐田内定)がクロス。これにファーサイドに飛び込んで鮮やかなヘディングシュートを突き刺した。
真田の2ゴールの活躍でチームは4-1で快勝し、ベスト8進出を手にした。
「将来的にはボランチをやりたいと思っているのですが、その際に自分がどう成長しているのかという部分を大切にしているので、サイドハーフやトップ下などのポジションを意欲的にこなすことで、自分のプレーエリア、プレー精度と強度を上げています」
大学に進学してからボランチではないポジションをやることが増え、最初は悩んだ時期もあったというが、与えられたポジションで自分を発揮する、磨くことが、ボランチに戻った時に、高校時代より一回りも二回りもスケールアップしていることに繋がると考えを切り替えられた。
ポジションがどこであっても、ボールを受けて落ち着かせたり、パスでリズムを作ったり、フィニッシャーとしてゴール前のスペースに飛び込んでいくスタイルは変わらない。そのうえでサイドであれば、カットインや縦への仕掛けからのクロスを見せ、サイドバックと連係して攻守において数的優位を作り出しながらイニシアチブを握る。
これまであまりやってこなかったプレーを磨くことで、着実にプレーの引き出しが広がっている。
「高校時代は散らしてからゴール前に行くプレーが得意だったのですが、大学に来てより仕掛ける意識と強度は上がってきたと思います」