ザネがドイツ人史上最高額でマンC移籍決定! 獲得を熱望したグアルディオラも「特別な才能」と激賞する

2016年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ザネにとってもペップにとってもまさに相思相愛の移籍だった。

マンチェスター・C行きが決定したザネ。移籍金5000万ユーロはドイツ人選手の歴代レコードだ。

 8月2日、マンチェスター・Cがシャルケからレロイ・ザネを獲得したことを発表。5年契約で背番号は19に決まった。
 
 現地メディアは移籍金が5000万ユーロ(約60億円)になったと報じており、2013年にメスト・エジル(R・マドリー→アーセナル)が記録した4700万ユーロを上回るドイツ人選手の最高額を更新した。
 
 1996年1月生まれで現在20歳のザネは、2014年4月にシャルケでトップチームデビュー。左足の高度なテクニックと抜群のスピード、そして大舞台でも物怖じしないパーソナリティーを備えたレフティーの逸材で、公式戦44試合で9得点・7アシストを記録するなど昨シーズンに一気に台頭する。15年11月にはドイツ代表デビューを飾り、今夏のEURO2016の登録メンバーにも選出された。
 
 今夏の移籍市場ではバルセロナ、バイエルン、R・マドリー、リバプールなどビッグクラブが狙う人気銘柄となったものの、ジョゼップ・グアルディオラ新監督の強い意向もあって5000万ユーロの巨費を用意したマンチェスター・Cが、熾烈な争奪戦を制した。
 
 ザネ本人が「ここに来れてとても嬉しい。シティに決めた理由のひとつが、ペップ・グアルディオラだった。僕を説得してくれたし、彼の下で多くのことを学べると思っている」と語れば、グアルディオラも「特別な才能だ。素晴らしいテクニックとスピードを持っている。サポーターを興奮させてくれるだろう」とコメント。まさに相思相愛で成立した移籍だった。
 
 本職は右ウイングながら、左ウイングやトップ下、さらには偽のCFでも機能する可能性を秘めた超逸材ザネを、これまで多くの選手を育て上げてきたグアルディオラはどのポジションで起用し、いかに成長させるのか。注目だ!
 
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