町田浩樹、田中碧、守田英正…コアメンバーに怪我人続出で9月の米国遠征に暗雲。緊急事態に森保監督のスタンスは?「最高で最強のチームを作る」【日本代表】

2025年08月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「ポジティブに変換したい」

FC東京対京都戦を視察した森保監督。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 現地時間8月23日のレバークーゼン戦で負傷した町田浩樹は左膝前十字靱帯断裂の重傷。同日のアーセナル戦ではリーズの田中碧が右膝を痛め(内側側副靱帯に問題)、スポルティングの守田英正もナシオナル戦の前半途中に負傷交代と、日本代表のコアメンバーに怪我人が続出して暗雲が立ち込めている。

 この緊急事態について、FC東京対京都サンガF.C.戦後に囲み取材に応じた日本代表の森保一監督は「チームにとっても本人にとっても怪我は残念で痛い」と述べつつ、ネガティブにならないスタンスが大事と独自の見解を示した。

「その時のベストで戦うのが代表。来年のワールドカップを見据えた時にチーム力を高めるうえで、『俺がやってやる』という気持ちになっている選手もいるはずです。経験値の低い選手が国際舞台で難しい試合をして、個々の能力を上げる。それがチーム力アップにつながるので、怪我人についてはネガティブな情報ですが、それをポジティブに変換したいです」
 
 囲み取材当時の段階で、9月の米国遠征(6日にメキシコ戦、9日にアメリカ戦)に臨む招集メンバーは「90パーセント決まっている」と森保監督は断言。怪我人の状況を見て、残り10パーセントの部分を埋めるのだろう。どんな布陣で戦うにせよ、コアメンバーに頼るつもりはない。

「日本には良い選手がいます。来年のワールドカップはコアメンバーだけで戦うわけではなくて、より多くの選手たちで勝つ。選手層の幅を広げたうえで、最高で最強のチームを作ることが日本の勝利の可能性を高めることになるはずです。ですので、代表全体のレベルアップのために経験値の浅い選手たちが厳しい戦いをより多くしてほしいです。それが日本サッカーのプラスになりますので」

 ワールドカップの開催地で貴重な経験が積める9月の代表活動。果たして、どんなメンバーで臨むのか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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