後半ATにセットプレーから被弾
プレミア開幕戦に先発した三笘。自身の見せ場は限られ、チームも勝利を逃した。(C)Getty Images
プレミアリーグの2025-26シーズンが幕を開けた。三笘薫の所属するブライトンは、フルアムとの開幕戦で1-1の引き分け。終了間際に痛恨の失点を喫し、勝利を逃した。試合後、三笘は「まだまだですね」と課題を口にした。
――◆――◆――
8月16日にホームで行なわれたフルアムとの一戦で、ブライトンは55分にPKで先制した。1点のリードを守ったまま後半のアディショナルタイムに突入したが、6分と表示された追加タイム7分に、コーナーキックから同点ゴールを許した。
この直後に試合終了。試合終了の笛が鳴ると、アメックス・スタジアムにはフルアムサポーターの歓声とブライトンサポーターのため息が交錯した。ブライトンにとっては、終了間際に勝利を逃す痛恨のドローとなった。
プレシーズンマッチの全試合に先発していた三笘は、開幕戦でも4-2-3-1の左MFでスターティングメンバーに名を連ねた。
だが試合開始から目についたのは、チーム全体の連係不足だった。パスがうまくつながらない、あるいはうまく連係が取れない。パスや判断のミスが少なくなく、ちぐはぐな動きが目立った。とはいえ、フルアムの仕上がりも決して良くはなかった。三笘は厳しい表情で開幕戦をこう振り返った。
「どっちに転がってもおかしくない試合でした。自分たちが主導権を握っていたかというと、そうでもない。課題はたくさんあります」
もっとも、試合終了の間際にゴールを許してしまうのは、昨季から続いている継続課題でもある。「試合の締め方が課題になっています」と聞いてみると、三笘は「セットプレーの失点なので、個人的なミスはあると思いますけど、そもそもセットプレーまで持っていかせないことが必要」と返した。
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8月16日にホームで行なわれたフルアムとの一戦で、ブライトンは55分にPKで先制した。1点のリードを守ったまま後半のアディショナルタイムに突入したが、6分と表示された追加タイム7分に、コーナーキックから同点ゴールを許した。
この直後に試合終了。試合終了の笛が鳴ると、アメックス・スタジアムにはフルアムサポーターの歓声とブライトンサポーターのため息が交錯した。ブライトンにとっては、終了間際に勝利を逃す痛恨のドローとなった。
プレシーズンマッチの全試合に先発していた三笘は、開幕戦でも4-2-3-1の左MFでスターティングメンバーに名を連ねた。
だが試合開始から目についたのは、チーム全体の連係不足だった。パスがうまくつながらない、あるいはうまく連係が取れない。パスや判断のミスが少なくなく、ちぐはぐな動きが目立った。とはいえ、フルアムの仕上がりも決して良くはなかった。三笘は厳しい表情で開幕戦をこう振り返った。
「どっちに転がってもおかしくない試合でした。自分たちが主導権を握っていたかというと、そうでもない。課題はたくさんあります」
もっとも、試合終了の間際にゴールを許してしまうのは、昨季から続いている継続課題でもある。「試合の締め方が課題になっています」と聞いてみると、三笘は「セットプレーの失点なので、個人的なミスはあると思いますけど、そもそもセットプレーまで持っていかせないことが必要」と返した。
むしろ、質疑応答の中で三笘が繰り返し強調していたのは、チームとしての「総合力」がまだ十分ではないとの点だった。こちらから「チームとして、コンディションや連係をさらに高める必要があるように見えました。チームの現状をどう感じていますか」と聞いてみると、日本代表は次のように答えた。
「うーん...まだまだですね。攻撃の時間も少ないですし、ミスもある。攻撃の仕方と守備の仕方は直結するので、そこをしっかり改善しないと自分たちの力は最大限に出せないと思います」
後半にカウンターから三笘が1対1のチャンスになりかけた場面についても、日本代表は「自分が仕留めないといけないですけど、(自軍の)ミスが多くて、チャンス自体が多くなかった」と振り返った。さらに「もっと高い位置で仕掛けるような状況を作りたいんですけど、そういう時間がなかった」とも語り、開幕戦でチームがまだうまく機能していないとの説明を繰り返した。
チームが機能していなければ、当然、選手個人も輝きにくい。
自然と、アタッカーの三笘がチャンスを迎えるシーンは少なかった。大きな見せ場は、前半のクロスボールにヘッドで合わせた場面(シュートはバーの上を超えた)と、カウンター気味に攻撃を仕掛け、三笘がヤンクバ・ミンテにラストパスを送ったシーンの2つにとどまった。
守備タスクやプレシッングなどやるべき仕事は黙々とこなしていたが、攻撃面で決定的な場面を生み出すことは少なかった。
「うーん...まだまだですね。攻撃の時間も少ないですし、ミスもある。攻撃の仕方と守備の仕方は直結するので、そこをしっかり改善しないと自分たちの力は最大限に出せないと思います」
後半にカウンターから三笘が1対1のチャンスになりかけた場面についても、日本代表は「自分が仕留めないといけないですけど、(自軍の)ミスが多くて、チャンス自体が多くなかった」と振り返った。さらに「もっと高い位置で仕掛けるような状況を作りたいんですけど、そういう時間がなかった」とも語り、開幕戦でチームがまだうまく機能していないとの説明を繰り返した。
チームが機能していなければ、当然、選手個人も輝きにくい。
自然と、アタッカーの三笘がチャンスを迎えるシーンは少なかった。大きな見せ場は、前半のクロスボールにヘッドで合わせた場面(シュートはバーの上を超えた)と、カウンター気味に攻撃を仕掛け、三笘がヤンクバ・ミンテにラストパスを送ったシーンの2つにとどまった。
守備タスクやプレシッングなどやるべき仕事は黙々とこなしていたが、攻撃面で決定的な場面を生み出すことは少なかった。