エース不在も余裕の勝利。武藤、李のゴールで浦和が甲府を下し8戦負けなし

2016年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

武藤が今季6点目、李は2戦連発の8点目。

宇賀神からのクロスを頭で叩き込んだ武藤。浦和は第2ステージ5勝目を挙げた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・第2ステージ6節]甲府 0-2 浦和 7月30日/中銀スタ

 五輪で興梠、遠藤のふたりが不在の浦和が、FW陣の奮起でアウェー戦を制した。

 ゲームはナイトゲームにもかかわらず30度近い酷暑のなかで行なわれた。その暑さのせいか、90分を通してなかなかテンポの上がらないゲームとなったが、要所で浦和が違いを見せつけた。

 14分、浦和はサイドチェンジのパスで「1対1の状況を作り出したかった」(ペトロヴィッチ監督)という狙いどおり、宇賀神が甲府の田中と1対1に。果敢に仕掛けてクロスを入れると、これに武藤が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。武藤は今季6ゴール目。

 1点を先制した後は、やや膠着状態となったが、前半終了間際にまたしても左サイドから崩し、高木のクロスに今度は李が、ボレーで叩き込んでみせる。李は2試合連続の今季8ゴール目。浦和が効率良く2点を先取して、前半を終了した。

 後半に入っても、浦和はドゥドゥにボールを集めようとする甲府の攻撃を難なく撥ね返し、カウンターから甲府ゴールを脅かす。結局、甲府の攻撃をシュート3本、枠内シュートゼロに抑え、浦和がアウェー戦を無失点勝利で飾った。

 これで浦和は、8戦負けなし、第2ステージに入り5勝1分けの勝点16とした。一方の甲府は4試合ぶりの敗戦となった。
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