ユーベ移籍のイグアインが入団会見。「数分たりとも一緒に居たくない」とナポリ会長との険悪な関係を暴露…。

2016年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「デ・ラウレンティスに感謝を言うつもりはない」(イグアイン)

笑顔で入団会見に臨んだイグアインは、代表のチームメイトでもあるディバラについて「彼と一緒にプレーできることを嬉しく思うよ。彼は、『僕がフィットする』と言ってくれた」と移籍決定後に連絡を取り合ったことを明かした。 (C) Alberto LINGRIA

 今夏の移籍市場最高額となる9000万ユーロ(約108億円)でナポリからユベントスへと移籍したゴンサロ・イグアインが、現地時間7月28日にユベントス・スタジアムで入団会見を行なった。
 
 5年という長期契約に加え、セリエA史上最高給の年棒750万ユーロ(約8億6000万円)を手にしたアルゼンチン代表FWには、金目当ての移籍だと非難する声もある。しかし、会見でイグアインは今回の移籍について前向きなコメントを残し、古巣となったナポリへの感謝も述べた。
 
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(ユベントス移籍は何が決め手だったのか?)
「彼らの提案してくれた刺激的なプロジェクトが、どこよりも優れていたからユベントスを選んだ。移籍させるために努力してくれたクラブに対して僕は謙虚な気持ちでいるよ。新シーズンでの成功が楽しみだね」
 
(あなたにとってユベントスはどんなクラブ? 今どんな気分なのか? )
「ユベントスについては言うまでもないだろう。ここでは勝つために全てのことが行なわれ、みんな勝つことに慣れている。大きなものを成し遂げる最大限のチャンスを僕か活かしたい」
 
(セリエAの歴史の中でも最も高い給与を得たことについては?)
「正直に言うと、本当に満足している。ただ、その価値を新たなファンに証明するのは自分次第だ。シーズンを素晴らしい形で終えられるように戦うつもりでいるよ」
 
(過去のユベントスの選手たちのなかで一番偉大だと思う選手は?)
「デル・ピエロだね。彼とはレアル・マドリー時代に対戦したけど、本当に素晴らしかった。そのプレーは僕のインスピレーションにもなったよ」
 
(ナポリのサッリ監督は「電話をしてほしかった」と言っていたが、なぜ別れを告げなかった?)
「黙っていようと決めたのは僕の判断だ。僕にとって、静かな時間が必要だった。何も考えたくなかったし、ただ家族や友人と一緒に休暇を過ごしたかったからね」
 
(今、サッリに伝えたいことはない?)
「サッリ監督は僕を成長させてくれたとても大切な人だ。今回のことは申し訳ないし、彼には感謝という言葉しかない。でも、デ・ラウレンティス(ナポリ会長)に感謝を言うつもりはないよ。彼との関係は上手くいってなかったし、数分たりとも一緒に居たくなかったんだ」
 
(ナポリのティフォージ[熱狂的なファン]は移籍後に怒りを露わにしていたが、彼らに対してメッセージは?)
「ナポリでは素晴らしい3年間を過ごしたし、ティフォージが怒り、失望しているのは理解できる。もちろん彼らが何をしたかも全て見たよ。だけどこれは、やり遂げたい個人的な目標があって決めたことだ。移籍が決まってうれしいし、今はユベントスのことだけを考えている」
 
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