なぜ主軸の伊東純也がベンチスタートだったのか? S・ランス指揮官の答えは?「出場したこと自体がミラクル」

2025年07月28日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「2か月ぐらい何もやってなかった」

伊東に出番が回ってきたのは76分からだった。写真:永島裕基

 伊東純也、中村敬斗、関根大輝の日本代表トリオを擁するフランス2部のスタッド・ドゥ・ランスは7月27日、日本ツアーの初戦で、J2のモンテディオ山形とNDソフトスタジアム山形で対戦。83分にセットプレーから失点し、0-1で敗れた。

 この試合で、関根は右SBで先発したものの、伊東はベンチスタートで76分から出場、中村敬斗はコンディション不良でメンバー外となった。

 プレシーズンマッチとはいえ、なぜ主軸の伊東はスタメンではなかったのか。試合後の会見でカレル・ヘラールツ監督に尋ねると、こう事情を説明した。

「怪我があったので、全体練習に合流をしたのが、基本的に昨日の練習からだった。試合に出場したこと自体がミラクルだと思っている」
    
 伊東本人は「昨シーズンの最後の方に(左足首を)怪我したやつが残っていて、ずっとリハビリして、日本に入ってからちょっとボールを触り始めたぐらいで、もう2か月ぐらい何もやってなかった」という。

ぶっつけ本番でも、ピッチに立ったのは、やはり日本のファンの前でプレーしたいという思いもあったのだろう。

この快足アタッカーが、交代で入るためにタッチライン際に立った際、スタジアムが沸いた。会場に訪れた1万6476人のファンは、14分のプレーを堪能したはずだ。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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