以前から移籍の可能性が騒がれていて、実現に至っていなければ、噂は後を絶たない。

　レアル・ソシエダの久保建英はこの夏、様々な強豪からの関心がささやかれてきた。プレミアリーグ移籍の可能性も取りざたされているが、他の欧州主要リーグのクラブも注目していると言われる。

　イタリアでは昨季のセリエA王者ナポリの関心が伝えられてきた。だが、名将マッシミリアーノ・アッレーグリを招へいし、復権を目指すミランの名前もあがっている。『CalciomercatoWeb.it』やミラン専門サイト『Spazio Milan』が伝えた。

　報道によれば、久保はラファエウ・レオンの控え、ないし移籍した場合の代役とみられている様子。また、レオンをCF起用した場合の久保登用という見方もあるようだ。ミランは昨季途中に獲得したサンティアゴ・ヒメネスが適応に苦しんでいる。
 

　CalciomercatoWeb.itは「アッレーグリ監督はすでにOKを出した」と報じており、指揮官も望む補強としている。さらに、「ミランは新たなウイングの可能性として興味深くクボを追っている。選手はセリエA移籍にOKを出した」とも報道。一方で、昨季の王者ナポリの関心が報じられてきただけに、獲得できればライバルを出し抜くことにもなるとも指摘した。

　ただ、周知のとおり、レオンは左サイドを主戦場とする選手だ。また、確かに先日のアーセナルとの親善試合ではチーム事情からレオンをCFで起用したが、シーズン中も続ける可能性は低いとみられる。

　移籍市場は様々な名前が出てきては消えるものだ。日本ツアーを終えてから、久保の未来はどこにあるのか。進展が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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