「もう強いし、速い」ソシエダ相手に鮮烈ゴラッソ!前橋育英の“元10番”がマッチアップして感じた久保建英の凄み「違いを見せつけられた」

2025年07月22日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ウイングバックって言われたときに、『熱いな』と」

ソシエダから見事な決勝ゴールを決めた笠柳。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 かつて、名門・前橋育英の10番を背負い、高校サッカー界を沸かせたアタッカーが、スぺインの名門クラブを相手に圧巻のゴラッソを決めてみせた。

 J2のV・ファーレン長崎は7月21日、日本ツアーで来日したレアル・ソシエダをホームの長崎ピーススタジアムに迎え、1-0で勝利を収めた。

 この試合で決勝ゴールを決めたのが、左ウイングバックで途中出場した22歳のMF笠柳翼だった。

 79分、左サイドからドリブルで中に切れ込み、次々に相手をかわして右足でシュート。見事にネットを揺らしたのだ。

「ここで仕掛けなかったら、もったいない。いい経験ができますし、仕掛けるほうがいいのかなと思って入りました」
 
 投入時の心境をこう振り返った笠柳は、「最近は縦に仕掛けることが多いんですけど、試合前から今日の目標として、ゴールに(向かって)仕掛けるのを意識していたので、そういう形になってよかったと思います」と、狙い通りの一発を喜んだ。

 後半開始から72分まで右ウイングでプレーした久保建英とのマッチアップについては、「ウイングバックって言われたときに、『熱いな』と。マッチアップは決まっていましたし。対戦できてよかったと思います」とコメント。一度、一瞬でかわされた日本代表MFについて、驚嘆した。

「もう強いし、速いなと。まあ、違いを見せつけられた。速かったですね。それに尽きると思います」

 それでも、この試合で、そのレフティから主役の座を奪ったのは、長崎の33番だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

【動画】長崎の22歳MFがソシエダ相手に決めた鮮烈ゴラッソ

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