名手・東口も茫然… クリスティアーノの衝撃的な3発で柏がG大阪を突き放す!

2016年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

2-0から一度は追いつかれるも、54分の勝ち越し弾でハットトリック!

立ち上がりの9分、14分に衝撃的な2発を叩き込んだクリスティアーノ。54分にはハットトリックとなる決勝点を挙げた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・第2ステージ5節]柏 3-2 G大阪 7月23日/柏

 日本代表でも守護神の座を争う名手・東口が茫然とした表情で、みたびピッチに膝を突いた。 第2ステージから柏に再加入したクリスティアーノがハットトリックの大爆発を見せた。

 まずは立ち上がりの9分、武富の身体を張ったポストプレーの落としを受けると、そのまま相手ゴールへ突進。最後はやや浮いたボールに上手く右足を合わせ、東口のニアサイドを破る強烈なシュートを叩き込んだ。

 すると、その5分後にも衝撃の一発。伊東がスピードを活かした突破で敵陣を切り裂くと、バイタルエリア中央でクリスティアーノへ。パスを受けたクリスティアーノは、相手DFの寄せが遅いと見るや鋭く右足を振り抜く。ボールは、一直線に東口の守るゴールを射抜いた。

 パワフルな2発で先制した柏だったが、16分にアデミウソンに追撃弾を許すと、23分にはオウンゴールですぐさま同点に追いつかれてしまう。クリスティアーノの奮闘で得たリードを、わずか10分足らずで吐き出してしまった。

 しかし、この試合のヒーローは俺だと言わんばかりに、クリスティアーノがみたびゴールネットを揺らす。同点で迎えた54分、くさびを受けた武富が絶妙なボールタッチで左サイドを走るクリスティアーノにラストパス。ワンフェイントを入れて左足を振り抜くと、シュートはGK東口の手をかすめてゴールに吸い込まれた。

 この3点目を、チームもきっちりと守り切った。これで柏は年間順位、第2ステージともに5位に浮上。帰ってきた"エース"の爆発に、快進撃の予感が漂う。
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