「ズルズルと下がってしまって」
スペイン戦で見えた課題について話してくれた北川。写真:塚本侃太(サッカーダイジェスト写真部)
なでしこジャパンがアウェーでスペイン女子代表に1−3と完敗した試合(現地時間2025年6月27日)は記憶に新しいだろう。何より衝撃だったデータは「2本対20本」というシュート本数。前半で負傷交代したとはいえ、実際に左サイドバックで先発出場した北川ひかるはスペインの強さをどう肌で感じていたのか。
「ハイプレスをかけるのが難しいところがあって、ズルズルと下がってしまって。(相手に)サイドで人数を増やされて、自分たちが数的不利の状況になってしまいました。守備の連係も含め、より細かく修正しないと厳しいなと、正直、感じました」
前半に限れば、引いて守ってのカウンターはある程度機能していた。しかし、体力を削られた後半途中からは防戦一方。厳しい戦いを強いられた。
「フィジカルがどうこうではなく、戦術面でスペインは形ができていました。今後はそこをどうおさえていくかが鍵になります。もっとボールを握る時間を増やして攻撃しないと押し込めないと思いました」
「ハイプレスをかけるのが難しいところがあって、ズルズルと下がってしまって。(相手に)サイドで人数を増やされて、自分たちが数的不利の状況になってしまいました。守備の連係も含め、より細かく修正しないと厳しいなと、正直、感じました」
前半に限れば、引いて守ってのカウンターはある程度機能していた。しかし、体力を削られた後半途中からは防戦一方。厳しい戦いを強いられた。
「フィジカルがどうこうではなく、戦術面でスペインは形ができていました。今後はそこをどうおさえていくかが鍵になります。もっとボールを握る時間を増やして攻撃しないと押し込めないと思いました」
スペイン戦のなでしこジャパンは後手に回るケースが多かった。それは北川の証言──「相手が多くいるように見えました」からも分かるだろう。
「近くに相手がいるのでどうやってボールを奪うべきか。その方法論を全員が分かっていない印象でした。本来なら修正すべきですが、それもなかなかできませんでした」
ピッチで問題が起きた時にどう対応するか。北川が強調したのは「コミュニケーション」だった。監督に頼りっきりにならず、選手同士の話し合いで解決していくスタンスも重要だと彼女はコメントしている。
それを改めて気付かせてくれたスペイン戦は2027年の女子ワールドカップで優勝を目指すうえで「大事な経験」とも北川は言っている。スペイン戦の黒星を糧に、さらなる成長を期待したい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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