「判断材料にならない」と大敗も意に介さぬモウリーニョ監督

2016年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

準備期間の短さ、主力の欠場を強調した彼は戦力補強にも言及。

蒸し暑い上海について「北米や欧州の方が楽だが、(中国の)ファンの情熱が我々をここに呼び寄せた」ともモウリーニョ監督は語っている。 (C) Getty Images

 7月22日、インターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)の中国ラウンドが開幕。マンチェスター・ユナイテッドはドルトムントに1-4の大差で敗れた。
 
 英国『BBC』はこの試合について、「プレシーズンマッチのひとつとはいえ、このようなスコアで敗れたのはショッキングだ。ユナイテッドがすべきことは非常に多い」と報じている。
 
 しかし、ユナイテッドのモウリーニョ監督は「全く準備状況の違う2チームの対戦であることは、試合開始10分の時点で誰もが分かっただろう。(カーレースの)F1とF3ほどの違いがあった。何かを判断する材料にはならない」と意に介していない。
 
「我々は10日前に始動し、疲れも溜まっている。相手は早くから準備を重ね、すでに4つの練習試合をこなしている」と語る新指揮官は、さらに「我々は6人の選手が欧州に留まり、(帯同している)ルーニー、スモーリングも練習だけの参加だ」と付け加えた。
 
 そして結果と内容についても、「後半は我々もずいぶんと良くなった。内容を考えれば、1-4よりも2-3というスコアの方が相応しい」と主張している。
 
 そんなモウリーニョ監督は、戦力補強についても言及。「あとひとり、決定的な補強が必要だが、これも直にまとめられると確信している」と語った。
 
 これがユベントスのポグバであることは言うまでもないが、こちらはすでに移籍金1億1千万ユーロという史上最高額でクラブ間の合意がなされたと報道されている。
 
 バイリー、イブラヒモビッチ、ムヒタリアン、そしてポグバを獲得して、ユナイテッドの今夏の補強は完了すると思われる。もっとも、モウリーニョ監督は「移籍市場は8月末日まで開いている。この間は、時として誰も予想できないことが起きるものだ」とも語っているが……。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事