「立ち位置が時々、変わったりするのもあり」
香港戦は出番がなかった細谷。中国戦で目に見える結果を残したい。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)
E-1で大会連覇を目ざす日本代表にとり、7月12日の第2戦・中国戦は勝利が必須のゲーム。中国は7日の韓国戦を0-3で落としているが、日本より試合間隔が1日長く、より良いコンディションで挑んでくると見られる。
巻き返しを狙う相手に対し、森保一監督は8日の香港戦(6-1)からスタメン10人を入れ替える見通し。左CBに入る予定だった古賀太陽(柏)が前日も別メニューだったことから、今回の守備陣はGK早川友基(鹿島)、最終ラインは右から綱島悠斗(東京V)、植田直通(鹿島)、安藤智哉(福岡)の並びになりそうだ。
左右のウイングバックは俵積田晃太(FC東京)と望月ヘンリー海輝(町田)で、ボランチは田中聡(広島)と宇野禅斗(清水)。前線は1トップに前回出番のなかった細谷真大(柏)が確実で、その背後に原大智(京都)と佐藤龍之介(岡山)という並びでスタートしそうだ。
ただ、森保監督が9日の練習時に「2トップかもしれません」と語ったように、細谷と原は2トップ気味に位置し、佐藤がトップ下に近い動きをする時間帯もありそうだ。
佐藤のポジションでは途中から中村草太(広島)、あるいは大関友翔(川崎)が入る可能性があり、彼らもトップ下として幅広いエリアを自由自在に動けた方がやりやすいのではないか。
巻き返しを狙う相手に対し、森保一監督は8日の香港戦(6-1)からスタメン10人を入れ替える見通し。左CBに入る予定だった古賀太陽(柏)が前日も別メニューだったことから、今回の守備陣はGK早川友基(鹿島)、最終ラインは右から綱島悠斗(東京V)、植田直通(鹿島)、安藤智哉(福岡)の並びになりそうだ。
左右のウイングバックは俵積田晃太(FC東京)と望月ヘンリー海輝(町田)で、ボランチは田中聡(広島)と宇野禅斗(清水)。前線は1トップに前回出番のなかった細谷真大(柏)が確実で、その背後に原大智(京都)と佐藤龍之介(岡山)という並びでスタートしそうだ。
ただ、森保監督が9日の練習時に「2トップかもしれません」と語ったように、細谷と原は2トップ気味に位置し、佐藤がトップ下に近い動きをする時間帯もありそうだ。
佐藤のポジションでは途中から中村草太(広島)、あるいは大関友翔(川崎)が入る可能性があり、彼らもトップ下として幅広いエリアを自由自在に動けた方がやりやすいのではないか。
細谷にしても、今季の柏では垣田裕暉、木下康介(現・広島)と2トップで出る機会も何度かあった。その方がターゲットマンとしてのタスクが減り、背後への抜け出しやフィニッシュなどよりゴールに特化した仕事をしやすくなる。それは本人も認めていた点である。
「(原とは)立ち位置が時々、変わったりするのもありだなと思ってるので、ハイボールは彼に任せて、こぼれ球を拾っていきたいなとイメージはしています。うまくコミュニケーションを取りながら、入れ替わったりできたらいいのかなと。そういうなかで、ゴールに比重を置くイメージはあります。2列目からの飛び出しも狙っていければいいですね」と、細谷は"変則2トップ"の形を大いに歓迎していた。
長身FWとの共存・役割分担によって、自身の負担を減らし、FWの最大タスクである得点にフォーカスできるようになれば、パリ五輪代表のエースFWにとっては有難い環境のはず。2022年のE-1前回大会ではノーゴールに終わっているだけに、2トップという有利な形を活かし、今回こそは数字を残したいという思いも強いに違いない。
「次(の代表活動)に選ばれるためにも、やっぱり爪痕を残す必要はあるので、この大会は非常に大事。前回は数字のところは何も残せなかったので、今回は残したいと思います」とエースナンバー10を背負う男は秘めた闘志を口にした。
「(原とは)立ち位置が時々、変わったりするのもありだなと思ってるので、ハイボールは彼に任せて、こぼれ球を拾っていきたいなとイメージはしています。うまくコミュニケーションを取りながら、入れ替わったりできたらいいのかなと。そういうなかで、ゴールに比重を置くイメージはあります。2列目からの飛び出しも狙っていければいいですね」と、細谷は"変則2トップ"の形を大いに歓迎していた。
長身FWとの共存・役割分担によって、自身の負担を減らし、FWの最大タスクである得点にフォーカスできるようになれば、パリ五輪代表のエースFWにとっては有難い環境のはず。2022年のE-1前回大会ではノーゴールに終わっているだけに、2トップという有利な形を活かし、今回こそは数字を残したいという思いも強いに違いない。
「次(の代表活動)に選ばれるためにも、やっぱり爪痕を残す必要はあるので、この大会は非常に大事。前回は数字のところは何も残せなかったので、今回は残したいと思います」とエースナンバー10を背負う男は秘めた闘志を口にした。