オーストリアの飲料大手レッドブルは７月５日、日本で初開催となるストリートサッカーのトーナメント大会「Red Bull Four ２ Score」を埼玉県内で実施した。

　同大会での試合は、GKなしの４人対４人での対戦で、プレータイムはノンストップで10分。さらに、試合開始と終了間際の１分間に決めたゴールはダブルスコア（２点）となる。

　16チームが４チームずつに分かれてグループステージを戦い、各組の上位２チームが決勝トーナメントへ進出。ファイナルでは「LISEMフレンズ」が、１－１の末にゴールデンスコアマッチ（両チームの代表が１対１で戦う、Vゴール方式の延長戦）で「FC e.l.f.」を下し優勝した。

「LISEM」は日本の５人組ユーチューバーグループの名。サンフレッチェ広島ユースの同期で2011年の高円宮杯U-18プレミアリーグの優勝メンバーである藤井貴之（たか）、森保圭悟（けーご）、重行拓也（しげ）らで結成。その後に森保の兄・翔平（しょうへい）と弟・陸（りく）が加入した。森保３兄弟の父は日本代表を率いる森保一監督で、５人はサッカーの経験と技術を活かした動画をメインに活動している。
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　なお、決勝直前には、レッドブルグローバルサッカー部門責任者のユルゲン・クロップ氏と、レッドブルサッカーのテクニカルダイレクターを務めるマリオ・ゴメス氏がサプライズ登場。表彰式では優勝チームへ記念盾と10月にオーストリアで開催される世界大会のチケットを手渡した。

　クロップ氏は「フットボールの良いところが詰まっている」と同大会を総括。また、炎天下のなかでハードワークを続けた選手たちを称え、「優勝者はオーストリアのザルツブルクでプレーする。もし、そこで優勝できたら、来年は日本で（世界大会が）できるかもしれません」と笑顔を見せた。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）

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