アルゼンチン五輪代表の新監督、盟友マラドーナにも協力を要請

2016年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブとの交渉も何とかまとまって出場18選手も発表された。

オラルティコエチェア監督は「協力なら受け入れるが、プレッシャーはいらない」とも語っている。 (C) REUTERS/AFLO

 A代表監督ヘラルド・マルティーノの辞任により、五輪代表監督も不在となっていたアルゼンチンだが、U-20代表を務めていたフリオ・オラルティコエチェアがリオデジャネイロ・オリンピックで指揮を執ることになった。
 
 また、各クラブとの交渉がまとまらず、選手の招集が危ぶまれていたが、こちらも何とか決着がつき、リオに向かう18選手が発表されている。
 
 16日に行なわれたプレスカンファレンスでは、オラルティコエチェア監督とともに、キャプテンに任命されたインデペンディエンテ所属の23歳、DFのビクトル・クエスタが出席し、「送り出してくれた所属クラブに感謝している。ここにいられて嬉しい」と感想を語った。
 
 一方、急遽、監督に就任したオラルティコエチェアは「ここまで我々は懸命にやるべき仕事を果たしてきたが、ここから先はさらに努力が必要だ。残りの時間で、より戦術面を熟成させなければならない」と、今後の課題を挙げている。
 
 本大会については「初戦のポルトガル戦が非常に大事になる。非常に難しい相手だが、我々は良い結果を出せるよう、十分な準備を積まなければならない。この試合に勝てば、大きな自信を得られるだろう」と初戦での必勝を誓った。
 
 さて、U-20代表監督の前には女子代表チームを率いていたオラルティコエチェア監督。オールドファンなら、この名前を聞けば、アルゼンチンが優勝した1986年メキシコ・ワールドカップを思い出すことだろう。
 
 SB、MFとしてチームのタイトル獲得に大貢献を果たし、90年イタリアW杯(準優勝)にも出場したオラルティコエチェア監督は、このプレスカンファレンスで、当時のチームメイトたちに協力を要請している。
 
「 "扉"はいつでも開いている。先日はネリー・プンピード(86、90年W杯時のレギュラーGKであり指導者としても活躍)が激励に来てくれた。もちろん、ディエゴ(・マラドーナ)がリオに来てくれるなら、大歓迎だ」
 
 アルゼンチンのレジェンドは、果たしてかつての戦友の要請に応えるだろうか?
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