【リオ五輪】手倉森ジャパンの前に立ちはだかる刺客。対戦3か国のオーバーエイジの実力は?

2016年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ナイジェリア――国民的英雄のミケルが中盤を取り仕切る。

左からナイジェリアのミケル、コロンビアのグティエレス、スウェーデンのミロシェビッチ。いずれもチームの鍵を握るオーバーエイジだ。

第1戦 vs日本 8月4日(木)21:00[日本時間5日10:00]

 初戦で対戦するナイジェリアのオーバーエイジは、国民的英雄のMFミケルと2列目が本職のムハンメド、A代表にも招集されるGKアクペイだ。

 ミケルはチェルシーでプレミアリーグ優勝、CL制覇など数多くのタイトルを獲得してきたボランチで、リーダーシップも兼ね備えたチームの軸。豊富な経験に裏打ちされたプレーで、安定感をもたらす。日本は彼からの配球を抑えられれば、グッと試合の主導権を引き寄せられるはずだ。

 ムハンメドの主戦場は2列目だが、今大会はボランチとして起用される可能性が高い。ミケルが中盤の底でバランスをとりつつ、ムハンメドを前線に押し出す。そんな構図が予想される。

 アクペイは国内で経験を積んできた実力・安定感を買われてオーバーエイジに選出された。ナイジェリア代表は6月のテストマッチでデンマーク戦に2-6で敗れるなど、守備の組織構築があまり進んでいないだけに、このGKの奮起が不可欠な状況だ。

 ナイジェリアのメンバーは以下のとおり。
【GK】
1 ダニエル・アクペイ(チッパ・ユナイテッド/南アフリカ)※OA、A代表
18 エマニュエル・ダニエル(エヌグ・レンジャース)

【DF】
2 ムエンフ・シンセレ(ラプソディFC)
3 キングスレー・マドゥ(トレンチーン/スロバキア)※A代表
4 アブドゥラヒ・シェフ(ウニオン・マデイラ/ポルトガル)※A代表
5 サタデー・エリムヤ(エルジエススポル/トルコ)
6 ウィリアム・エコング(ハウゲスン/ノルウェー)※A代表
15 エンディフレケ・ウド(アビア・ウォリアーズ)
16 スタンレー・アムジー(オリャネンセ/ポルトガル)※A代表

【MF】
8 オグヘネカロ・エテボ(フェイレンセ/ポルトガル)※A代表
10 ジョン・オビ・ミケル(チェルシー/イングランド)※OA、A代表
12 ポポラ・サリウ(セレイン・ユナイテッド/ベルギー)
14 オケチュクゥ・アズバイケ(マラチャスポル/トルコ)※A代表
17 ウスマン・ムハンメド(ウニオン・マデイラ/ポルトガル)※OA

【FW】
7 アミヌ・ウマール(オスマンルスポル/トルコ)※A代表
9 イモー・エゼキエル(アル・アラビ/カタール)※A代表
11 オルフェミ・アジャイー(スファクシャン/チュニジア)
13 サディク・ウマール(ローマ/イタリア)

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