現地６月15日に開催されたクラブ・ワールドカップのグループステージ第１戦で、ディエゴ・シメオネ監督が率いるアトレティコ・マドリーが、チャンピオンズリーグ王者のパリ・サンジェルマンとロサンゼルスで対戦。前後半で２点ずつ失点し、０－４で敗れた。

　開始19分でファビアン・ルイスに先制点を許した後、45分＋１分にはヴィティーニャに被弾。後半に反撃したいところだったが、ゴールを奪えずにいると、終盤にセンニ・マユル、PKからイ・ガンインにさらに得点を許した。

　屈辱の大敗を喫し、欧州初制覇を果たして勢いに乗る難敵に力の差を見せつけられた。スペイン紙『MARCA』によれば、シメオネ監督は試合後の会見で「何が足りなかったのか」問われ、判定への不満を覗かせながら次のように答えた。

「ボールを奪い返した時、チームとして連係が上手くいかなかった。グリーズマンのシュートがゴールキーパーに阻まれ、その直後に０－２になった。コケの投入でプレッシャーから抜け出すためのプレーの幅が広がり、１－２としたが、審判が（直前のファウルで）得点を認めず、全てがより複雑になった。ラングレの退場がさらなるカオスを引き起こし、相手は試合を締め括った」
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　在任14年という近年のクラブシーンでは異例の長期政権を築く闘将はそのうえで、「14年が経った今、もうレフェリーの話はしない。ウンザリだ」と口に。気候面に関しても、とやかく言うつもりはない。

「（ラ・リーガのシーズンが始まる）８月も暑い。暑さのせいにしない。両チームに同じ条件だった。相手は非常に良いプレーをしている。私たちはもっと良いプレーができたはずだ。十分ではなかった。得失点差は厳しい。４点は大きい。私たちは19日の試合に集中している」

　アトレティコは19日に開催国アメリカ勢のシアトル・サウンダーズ、23日にブラジルの古豪ボタフォゴと相まみえる。－４スタートから巻き返せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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