鹿島の鈴木優磨がプロ初のハットトリック達成。取り戻した自信。「本来の姿はあれ」とヘッド2発に胸を張る【天皇杯】

2025年06月12日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

「少しずつですけど、また良い方向に持っていかないと」

群馬戦の後半だけで自身初のハットトリックを達成した鈴木。写真:永島裕基

 鈴木優磨が圧巻のパフォーマンスを見せた。

 鹿島アントラーズは6月11日、天皇杯の初陣となる2回戦でザスパ群馬とホームで対戦。4-0で快勝し、3回戦に駒を進めた。

 36分に相手のオウンゴールで先制。その後、スコアボードを三度、動かしたのが、後半のスタートから途中出場した鈴木だ。

 50分に右サイドの松村優太からのクロスを頭で叩き込むと、55分には樋口雄太の右CKから豪快なヘディングシュートで加点。さらに86分には左サイドを突破したチャヴリッチのグラウンダーのパスを右足で流し込み、プロ初のハットトリックを達成した。

 抜群の決定力を発揮した背番号40は「入る時は入るし、入らない時は入らない」と振り返りながらも、チームにとって必要なゴールだったと強調する。

「ラッキーな形で先制点を取れましたが、追加点を奪うのが今の(チームの)課題。しっかり追加点を奪って、勝てて良かった」
【動画】鈴木優磨の圧巻3発! 鹿島vs.群馬ハイライト
 また、ヘディングで得点できたことも自身にとっては"大きな一歩"だった。

「(昨年のプレシーズン)キャンプで顔の骨を折ってから、飛び込むのがちょっと自分のなかで躊躇しているのは感じていたので...。恐怖心はなかったのですが、ちょっと目をつぶっちゃったり...自分でそこは感じてたので、少しずつですけど、また良い方向に持っていかないといけないなと思っていました。今日は非常に良い感触でしっかり(得点)できて良かった」

 今季の公式戦で21試合に出場し5得点を記録していたなかで、ヘディングでのゴールはなかったが、「本来の姿はあれ」と群馬戦の2発を誇示。自信を取り戻し、今後に向けて弾みをつけた。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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