「チケットの売れ行きも不調」
クラブW杯は14日に開幕を迎える。(C)Getty Images
現地6月14日にクラブ・ワールドカップ(W杯)がアメリカで開幕を迎える。
しかし、アメリカ在住の友人たちに現地の盛り上がりを聞いてみると、この大会への関心はあまり大きくないようだ。チケットの売れ行きも不調だと噂されている。
今、アメリカのスポーツファンを惹きつけるのは非常に難しい。なぜなら世界最高レベルのスポーツを観戦できる選択肢が豊富だからだ。
NBAファイナルが開催中である上に、MLBは毎日のように試合が行なわれており、アーロン・ジャッジや大谷翔平という現代の偉大なベースボールプレーヤーたちが対戦している。また、全米オープンゴルフも始まる。そのため、サッカー観戦は、彼らの優先順位のなかでかなり下にあるのだろう。
そしてクラブW杯は、今大会からは新フォーマットに変更。出場クラブが従来の7チームから32チームに拡大され、競争力の低下が懸念されている。特にグループステージでは一方的な展開になるゲームが増えると予想できる。
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しかし、アメリカ在住の友人たちに現地の盛り上がりを聞いてみると、この大会への関心はあまり大きくないようだ。チケットの売れ行きも不調だと噂されている。
今、アメリカのスポーツファンを惹きつけるのは非常に難しい。なぜなら世界最高レベルのスポーツを観戦できる選択肢が豊富だからだ。
NBAファイナルが開催中である上に、MLBは毎日のように試合が行なわれており、アーロン・ジャッジや大谷翔平という現代の偉大なベースボールプレーヤーたちが対戦している。また、全米オープンゴルフも始まる。そのため、サッカー観戦は、彼らの優先順位のなかでかなり下にあるのだろう。
そしてクラブW杯は、今大会からは新フォーマットに変更。出場クラブが従来の7チームから32チームに拡大され、競争力の低下が懸念されている。特にグループステージでは一方的な展開になるゲームが増えると予想できる。
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これは、今から約20年前まで開催されていたトヨタカップや、これまでのクラブW杯とは大きく異なる点だ。
私はかつて、日本で行なわれていた欧州と南米の王者が激突するトヨタカップが大好きだった。イギリスに住んでいるため、朝11時ごろにキックオフされる試合をテレビで観戦するのを楽しみにしていた。ピッチが陸上トラックで覆われ、ファンたちが試合中にずっと鳴らすメガホンや楽器の音もすごく印象的だった。
私は後に、幸運にもいくつかのトヨタカップの試合を現地で取材する機会があり、あの時の観客の熱狂は忘れられない。
もちろんチケットは完売で、日本のファンたちが世界最高のフットボールに魅了され、興奮する様子は今でも目に焼きついていて、まるで劇場にいるような感覚だった。今アメリカで、同じような光景を見るのは難しいだろう。
果たして今回のクラブW杯は革命的なものになるか、あるいは失敗に終わるのか。この1か月間でその真価が明らかになる。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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私は後に、幸運にもいくつかのトヨタカップの試合を現地で取材する機会があり、あの時の観客の熱狂は忘れられない。
もちろんチケットは完売で、日本のファンたちが世界最高のフットボールに魅了され、興奮する様子は今でも目に焼きついていて、まるで劇場にいるような感覚だった。今アメリカで、同じような光景を見るのは難しいだろう。
果たして今回のクラブW杯は革命的なものになるか、あるいは失敗に終わるのか。この1か月間でその真価が明らかになる。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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