「黄金世代は終わった」2015、16年の南米王者が3大会連続のW杯予選敗退 英雄FWは沈痛「国民に謝罪する」「こんな状況は経験したことがない」

2025年06月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「残っているのは自分だけだ」

36歳のサンチェスが予選敗退に落胆を露わにした。(C)Getty Images

 2015年のコパ・アメリカを制したころの勢いは見る影もない。

 6月10日に行われた2026年北中米ワールドカップの南米予選で、チリ代表は敵地でボリビアに0-2で敗れた。立ち上がりに先制を許すと、終了間際にダメ押し弾を許している。

 南米予選は王者アルゼンチンが突破を決めていたほか、今節でカルロ・アンチェロッティ監督が就任したブラジル、そしてエクアドルも本大会出場を決めた。

 だが、16試合を消化し、2勝4分け10敗の10ポイントで最下位のチリは、予選敗退が決定。2018年ロシア大会、2022年カタール大会に続き、3大会連続で本大会を逃すかたちとなった。

 2010年南アフリカ大会と2014年ブラジル大会でベスト16という成績を残し、コパ・アメリカでは2015年、16年と連覇を果たしていたチリ。だが、再び世界の頂点を目指す大会への切符を逃し、その落胆は大きい。

【画像】真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える"タレント&モデルの美人妻たち"
 スペイン紙『As』の地元版によると、キャプテンの英雄アレクシス・サンチェスは、「代表で10年だが、こんな状況は経験したことがない。頭を下げ、連盟も選手たちも、全体で自己批判しなければいけない。とにかく国民のみんなに謝罪するばかりだ」と嘆いた。

「世代交代は3年前からだ。黄金世代は終わっている。残っているのは自分だけだ。僕のフィジカルの調子は良い。まだ自分は代表を見ている。もっと若い選手たちを、連盟や代表チームを助けたい。悔しいよ。これはチリにふさわしくないからね。いろいろとうまく行われず、それが僕らのプレーぶりに反映された」

 南米の雄は、かつての強さを取り戻せるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「がっかりしたよ」欧州名門主将が日本人エースの退団に本音「僕らの主役だったのに…」

【記事】「完璧な補強」名将が熱望!スペイン強豪が日本代表アタッカーの獲得に本腰と現地報道「欧州で最も輝かしい若手の一人だ」

【画像】絶世の美女がずらり!C・ロナウドの"元恋人&パートナー"たちを年代順に一挙公開!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事